2014年2月20日木曜日

原発・放射能ニュース 2014.2.16~20

 電子版の各紙に載った原発と放射能に関するニュースを掲示します(但し公開の範囲)。記事の掲載は原則として書き出し部分に留めますので、全文はURLをクリックしてご覧ください(URL記載のないものは公開の全文です)。公開期限後表示されなくなった記事を読みたい方はコメント欄にお書き下さい。(返信欄に表示します)
 
2.20
 
福島第一 原子炉の監視温度計 ミスで故障NHK) 
 (20日「今度は地下水に濃厚なトリチウム 原子炉内温度計も破損」本文記事参照)
 
高濃度汚染水100トン漏れ タンク弁開きっぱなし東京新聞)
 (21日「東電に安全文化や事業対応能力があるのかが議論に」本文記事参照)
 
2.19
 
トリチウム2万3000ベクレル 第1原発、海側井戸で最高値 福島民友ニュース)
 (20日「今度は地下水に濃厚なトリチウム 原子炉内温度計も破損」本文記事参照)
 
2.18
 
東電と自治体 紛争解決センターで和解が初成立NHK 
 (19日「東電が原発事故賠償で自治体と初めて和解 生協とも」本文記事参照)
 
東電が生協被害で和解 3300万円支払い、請求額超
 (19日「東電が原発事故賠償で自治体と初めて和解 生協とも」本文記事参照)
 
津波犠牲捜索遅れ賠償を 小高、東電提訴へ遺族会設立(福島民報)
 東京電力福島第一原発事故の影響で東日本大震災による津波の犠牲者の捜索などが遅れたとして、南相馬市小高区の遺族は東電に集団で精神的苦痛への損害賠償などを求める「東日本大震災南相馬市小高区遺族会」を設立した。早ければ3月にも、原子力損害賠償紛争解決センターへ申し立てる。捜索の遅れで、東電に慰謝料などを集団で求めたのは浪江町の遺族会に続き2例目。
 現在も全域が原発事故の避難区域にある小高区では、行方不明者を含め146人が犠牲になった。遺族会には小高区沿岸部の109世帯363人が参加している。
 原発事故を受けて、小高区は避難指示区域となり、住民は避難を余儀なくされた。原発事故発生後、県警が行方不明者の捜索を再開した平成23年4月7日まで、約1カ月間にわたり捜索や救出活動ができなかった。遺族会は肉親を捜しに行けず大きな精神的苦痛を被ったとして、裁判外紛争解決手続き(ADR)を通じて慰謝料を求める。また、東電に捜索が遅れたことへの正式な謝罪を求める。
 両親を津波で失い、同市原町区の仮設住宅で避難生活を送っている宮口公一会長(56)は「両親を自らの手で捜すことさえできなかった悔しさは消えない。東電に誠意を示してもらいたい」と話している。
 
「危険手当払え」と提訴へ 第一原発の元作業員2人(福島民報)
 東京電力福島第一原発の作業関連で、東電から業者に支払われている「危険手当」を受け取っていないなどとして、いわき市の50代男性の元作業員2人が20日、県外の二次下請け業者に対し計約1200万円の賠償を求める訴訟を地裁いわき支部に起こす。原告代理人によると、元作業員が危険手当などの支払いを求めて提訴するのは県内で初めて。
 原告代理人によると、2人は原発事故後のある一定期間、福島第一原発の免震重要棟で管理業務に従事していた。しかし、危険手当を受け取ったことはなく、現場までの移動時間を含めた超過労働賃金の支払いもなかったとし、危険手当や未払い賃金などを求めている。
 原告代理人は「危険手当は危険作業に従事する労働者に確実に支給されなければならないもので、ピンハネの対象にすることは許されない」としている。
 
2.17
 
米試験施設、地下の放射線レベルが上昇読売新聞
 (18日「米の放射性廃棄物地層処分施設で放射線もれ」本文記事参照)
 
2.16
 
(社説)もんじゅ転用「夢」の乗り換えは論外北海道新聞
 (17日「もんじゅを他に転用するなどは全く不可解」本文記事参照)
 
タンクせきからまた漏水=推定最大19.2トン、福島第1-東電(時事通信)
 東京電力は16日、福島第1原発で放射性物質を含む汚染水を保管しているタンク群を囲むせきから漏水しているのが確認されたと発表した。せき内の水にはストロンチウム90が1リットル当たり23ベクレル含まれており、漏えい量は最大19.2トンと推定されるという。東電は、せき内の水の暫定排出基準値を同10ベクレル未満と定めているが、これの2倍以上の濃度のストロンチウム90が含まれる。
 東電によると、16日午前9時15分ごろ、協力企業の作業員が4号機原子炉建屋西側のタンク群の一つのせきで漏水しているのを発見した。漏えい箇所はせきの継ぎ目など計7カ所に及び、漏れた水は地面に染み込んだ。漏えいの原因は調査中だという。
 東電は「タンク内の水位には変動はない」と話している。このせきでは、昨年12月にも基準を超える水が漏えいした。
 
せきの水1.7トン漏れる 第一原発(福島民報)
 東京電力は15日、福島第一原発1~3号機の原子炉用冷却水を一時貯蔵するためのタンク群を囲むせき内にたまった水をポンプで移送中に、配管の接続部から漏水したと発表した。水には比較的低濃度の放射性物質が含まれており、漏えい量は1・7トンと推定されるという。
 東電によると、15日午後零時45分ごろ、社員が監視カメラで漏水しているのを発見。約15分後に移送ポンプを停止した。漏水した場所はせきの外側のコンクリート面で、周囲には土のうが積まれているため、さらなる外部への広がりはないという。当時、同原発では雨が降っており、せきの水があふれる可能性があったことから、貯蔵タンクへの移送を行っていた。
 せきの水には一リットル当たり、セシウム134が23ベクレル、セシウム137が77ベクレル、ストロンチウム90が11ベクレル含まれていたが、東電は「4日前と比べて濃度に大きな変化はなく、雨水と判断した」と説明している。