2016年3月20日日曜日

20- さようなら原発1000万署名一層の協力を / 宇都宮で脱原発デモ

 作家大江健三郎さんらの呼び掛けで2011年6月に始まった「『さようなら原発』一千万署名」854万筆に達し、今も署名とメッセージが寄せ続けられています
 政府は昨年原発を再稼働し、「原発に頼らない社会を実現したい」と署名した人びとの思いを裏切りましたが、その一方、大津地裁再稼働した関西電力高浜原発の運転差し止めました。
 事務局の井上さんは「これを機に署名にもつながってほしい。粘り強く呼びかけ、当面は900筆の壁を突破したい」と気持ちを新たにしています
 
 宇都宮市中心部で17日、脱原発を訴えるデモ行進が行われたニュースと併せて紹介します
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震災5年「1000万署名」へ決意新た 脱原発854万人の思い一つに
東京新聞 2016年3月19日
 東京電力福島第一原発事故後に脱原発を訴えようと、作家大江健三郎さんらの呼び掛けで始まった「『さようなら原発』一千万署名」(事務局・東京都千代田区)に、今も署名とメッセージが寄せ続けられている。一月までに集まったのは約八百五十四万筆。事故直後に比べてペースは落ちたものの、事務局の井上年弘さん(57)は「一千万の壁は大きいが、署名のことを知らない人たちに伝えたい」と訴えている。 (小林由比)
 
 署名は事故三カ月後の二〇一一年六月、大江さんのほか作家落合恵子さん、ミュージシャン坂本龍一さん、ルポライター鎌田慧さんらが呼び掛けた。最初の一年間で七百五十一万筆が集まり、その後も地道に数を積み上げた。政府には二度提出している。
 「数はもちろん力になるが、署名を通じていろいろな人たちが話をすることで、世論がつくられていることがとても重要だ」と井上さん。十人、二十人と集めた署名が全国から届き、月五千~一万筆ペースで増えている。街頭署名で、中学生などの若い世代が歩み寄ってくれることもある。
 
 政府は昨年、原発を再稼働し、「原発に頼らない社会を実現したい」と署名した人びとの思いとは逆に向かっている。一方、福島事故から五年を前にした今月、大津地裁で、再稼働した関西電力高浜原発(福井県)の運転が差し止められた。
 井上さんは「これを機に原子力政策に目を向ける人が増え、署名にもつながってほしい。粘り強く呼びかけ、当面は九百万筆の壁を突破したい」と気持ちを新たにしている。
 
 署名用紙はウェブサイト(「さようなら原発」で検索)からもダウンロードできる。問い合わせは「さようなら原発」一千万署名市民の会事務局=電03(5289)8224=へ。
 
 
「再稼働許すな」脱原発デモ 「補償打ち切るな」宇都宮で声響く(栃木)
東京新聞 2016年3月19日
 宇都宮市中心部で十七日、脱原発を訴えるデモ行進が行われた。市民や労働組合員ら約二百五十人が参加し、「原発の再稼働を許すな」「避難者の補償を打ち切るな」と声を上げた。
 市民団体や労働団体でつくる「さようなら原発! 栃木アクション」の主催。東京都内で二十六日に予定される全国規模の集会に向けたアピール行動の一つと位置付けた。デモに先立つ集会では「原発再稼働推進をせず、速やかに原発に依存しない社会を実現させ、原発がなくなるまで活動の手を緩めない」との決議文を拍手で採択した。
 デモ行進では、県庁前から東武宇都宮駅までの約一キロを横断幕やのぼりを掲げて歩いた。参加者は「原発事故を忘れるな」「自然エネルギーへの転換」などと声を合わせた。
 「さようなら原発! 栃木アクション」代表の大木一俊弁護士は「東京での活動につながる形になったことは意味がある。原発をなくすために運動を続けていきたい」と語った。
 参加した佐野市の団体職員の女性(53)は「原発をなくし、クリーンなエネルギーにしていくべきだ」と話していた。 (後藤慎一)