美浜原発での蒸気漏れについて、関西電力は、タービンのカバーの上部に取り付けた直径約40センチの金属製のキャップの損傷によるものと明らかにしました。肉厚2センチのキャップが最大で1ミリ厚にまで摩耗していたということで、キャップの側部に縦1センチ、横8センチの穴があきました。
このキャップは1976年の運転開始以降、一度も取り替えや補修工事をしていなかったということですが、炭素鋼製の部品を50年間も使い続けるということは普通考えられません。例えステンレス製であったとしても同様です。
原子力規制委の山中伸介委員長は13日の定例記者会見で「これまでにはない新しい現象だ。しっかりと原因究明し対策を考えてほしい」と述べました。
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【関西電力・美浜原発】蒸気漏れは「タービンのカバーの損傷によるもの」と発表 カバーの金属製キャップから蒸気漏れ 1976年運転開始以降 取り換えや補修なし
毎日放送 2026/5/13
関西電力は福井県の美浜原発での蒸気漏れについて、タービンのカバーの損傷によるものと明らかにしました。
5月8日、美浜原発3号機の高圧タービン上部で蒸気が漏れ、関西電力は原子炉を手動停止しました。蒸気に放射性物質は含まれておらず、けが人はいませんでした。
関西電力によりますと目視での点検の結果、高圧タービンを覆うカバーにつけられた直径約40センチの金属製のキャップに、縦約1センチ、横約8センチの損傷が見つかり、ここから蒸気が漏れたということです。
このキャップは1976年の運転開始以降、取り替えや補修がされていなかったものの、2021年行った点検で腐食や損傷は確認できなかったといい、関西電力は原因の特定を進めるとしています。
高圧タービン車室の鉄製キャップに損傷 美浜原発3号機で見つかった蒸気漏れの原因か 50年間1度も取り替えや補修工事せず 関西電力
ABCニュース 2026/5/12
8日、美浜原発3号機で蒸気漏れが見つかり原子炉が停止した問題で、関西電力は12日、高圧タービンを格納している車室の一部に破損があったと明らかにしました。
福井県美浜町の美浜原発3号機で8日、蒸気漏れが見つかり、その後、原子炉を手動停止しました。関西電力によりますと、蒸気漏れは原子炉格納容器の外で確認されたもので、蒸気に放射性物質は含まれず、安全上の問題や環境への影響はないということです。
その後の調査で高圧タービンを格納している車室の一部が破損し、蒸気漏れが発生したとみられることが分かりました。
高圧タービンの車室には外部へ蒸気漏れを防ぐために、直径40センチの鉄製キャップが設置されていて、キャップに縦1センチ、横8センチの損傷が見つかったということです。このキャップは1976年の運転開始以降、一度も取り替えや補修工事をしていなかったということです。
関西電力は破損した原因について詳しく調べる方針で、電力の供給量については「今のところ大きな影響はない」としています。
美浜原発蒸気漏れ、前例ない現象 規制委員長「原因究明を」
共同通信 2026/5/13
関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)のタービンで蒸気が漏れ、原子炉を停止させたトラブルを巡り、原子力規制委員会の山中伸介委員長は13日の定例記者会見で「これまでにはない新しい現象だ。しっかりと原因究明し対策を考えてほしい」と述べた。規制委は今後、公開の会合を開くなどして詳しいメカニズムを調べる方針。
関電によると、発電機を回す高圧タービンにある炭素鋼製のキャップに縦約1センチ、横約8センチの穴が開き、放射性物質を含まない2次系の蒸気が漏れた。キャップの本来の厚さは約2センチだが、最も薄いところでは約1ミリまで減っていた。
山中氏は会見で「蒸気に含まれた水が衝突し、摩耗したのではないか」と原因を推定した。