福島第一原発事故で、福島県などから関西に避難した79世帯221人が国と東電に計約29億円の損害賠償を求めた集団訴訟の判決が2日、大阪地裁であり、国の責任を認めず、東電のみに対し、53世帯103人に計約9000万円の支払いを命じました。原告側は控訴する意向です。
原告側は、国が東電に津波対策を講じさせていれば事故は防げたと主張しましたが判決は、「仮に国が対策を義務付け、防潮堤などが設置されていたとしても、想定より高い津波だったため浸水は避けられなかった」と指摘しました。
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原発事故の避難で国の責任認めず、東京電力に9000万円支払い命令…大阪地裁判決に原告は控訴の意向
読売新聞 2026/9/3
東京電力福島第一原発事故で、福島県などから関西に避難した79世帯221人が国と東電に計約29億円の損害賠償を求めた集団訴訟の判決が2日、大阪地裁であった。松本展幸裁判長は国の責任を認めず、東電のみに対し、53世帯103人に計約9000万円の支払いを命じた。原告側は控訴する意向を示した。
2013年に提訴された訴訟で、原告側は、国が東電に津波対策を講じさせていれば事故は防げたと主張していた。これに対して判決は、仮に国が対策を義務付け、防潮堤などが設置されていたとしても、想定より高い津波だったため浸水は避けられなかったと指摘。「(国が対策を講じさせていても)事故が起こっていた可能性は相当ある」と結論付けた。
一方で東電には、原告の事故当時の居住地などに応じて、精神的苦痛などに対する賠償を命じた。
原発事故の避難者が起こした訴訟では、22年に最高裁が国の責任を認めない判決を言い渡した。以降、各地の裁判で同様の判断が続いている。
原発をなくす湯沢の会
私たちは『原発ゼロの日本』をめざし、柏崎刈羽原発の廃炉に向 けた運動に取り組んでいます。
2026年9月3日木曜日
福島原発事故の避難で国の責任認めず、東電に9000万円支払い命令…大阪地裁
乾式貯蔵施設の設計・工事計画認可申請、関西電力が高浜・美浜原発で
関西電力は8月31日、高浜原発と美浜原発で計画している使用済み核燃料の「乾式貯蔵施設」の建設について、設計・工事計画の認可を原子力規制委員会に申請しました。
乾式貯蔵施設は中間貯蔵施設への円滑な搬出に備え、使用済み燃料を一時保管するもので、電源を使わず空気の自然対流で核燃料を冷却します。
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乾式貯蔵施設の設計・工事計画認可申請、関西電力が高浜・美浜原発で
朝日新聞 2026/9/1
関西電力は8月31日、福井県内の高浜原発と美浜原発で計画している使用済み核燃料の「乾式貯蔵施設」の建設について、設計・工事計画の認可を原子力規制委員会に申請した。対象は、高浜原発の2カ所のうちの1カ所と美浜原発の施設。いずれも乾式貯蔵施設の建設については28日に県が事前了解していた。
乾式貯蔵施設は、使用済み核燃料を「キャスク」と呼ばれる金属製の容器に入れて密封し、空気で冷やして保管する。
関電によると、2027年にキャスクの製造を始め、29年に施設を完成させて運用を始める計画だ。規制委の審査と並行して、予定地の周辺斜面の掘削や敷地造成といった現地工事を進めるという。
当初は高浜で25年に、美浜で26年にキャスクの製造を始める予定にしていたが、県の事前了解が得られず遅れることになった。
計画では、今回申請した高浜の1カ所ではキャスクを最大22基製造し、使用済み燃料約240トンを収納する。美浜では最大10基製造し、約100トンを収納する。(久保智祥)
関電使用済み核燃料の乾式貯蔵施設、規制委に認可申請 2029年完成見通し
産経新聞 2026/8/31
関西電力は31日、美浜原発(福井県美浜町)と高浜原発(同県高浜町)で計画する使用済み核燃料の乾式貯蔵施設について、原子力規制委員会に設計・工事計画の認可を申請したと発表した。完成時期も見直し、高浜の第1期は当初計画の2027年ごろから29年に、美浜は30年ごろから29年に変更した。
関電が計画する乾式貯蔵施設は、中間貯蔵施設への円滑な搬出に備え、使用済み燃料を一時保管することが目的。使用済み燃料プールで一定期間冷却した燃料を金属製の輸送・貯蔵兼用キャスクに密封し、電源を使わず空気の自然対流で冷却する。
関電は24年2月、県と両町に施設建設の事前了解願いを提出し、今年8月に県と両町が事前了解していた。(桑島浩任)
相次ぐ不正に…規制委員長「技術者倫理の劣化」 浜岡原発廃炉で不正請求
浜岡原発での廃炉作業の費用請求でデータの書き換えが行われていた問題について、原子力規制委員長は「今回の案件は原子力の安全に直接関係するものではない」とする一方で、「経営層のマネジメントの問題というのは問われるべきだし、非常に重大な問題と思っている。技術者倫理そのもの、劣化だという認識」と述べました。
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相次ぐ不正に…規制委員長「技術者倫理の劣化」 浜岡原発廃炉データで不正請求
静岡朝日テレビ 2026/9/2
浜岡原発での廃炉作業の費用請求でデータの書き換えが行われていた問題について、原子力規制委員長は「非常に重要な問題」としました。
2日午後開かれた原子力規制委員長の定例会見。記者から質問が上がったのはー
記者:「中部電力浜岡原発について少しお伺いします。新たな不適切事案というものが発覚したということについて…」
中部電力・原子力本部 大塚温久原子力部長(8月27日):「地域の皆さまをはじめとするステークホルダーの皆さまにご迷惑をかけていることに、心より深くお詫び申し上げます」
中部電力が、浜岡原発の1号機と2号機の廃炉作業を巡り、費用を管理する機構へ提出する報告書の数値を不正に書き換えていた問題。
原子力規制委員会 山中伸介委員長:「今回の中部電力の不正事案というのは、私は報道で承知をしたところ」
原発の安全審査を担う原子力規制委員会の山中伸介委員長は会見で、「今回の案件は原子力の安全に直接関係するものではない」として、新たな検査や追加審査は予定していないとしましたがー
原子力規制委員会 山中伸介委員長:「経営層のマネジメントの問題というのは問われるべきだし、非常に重大な問題と思っている。技術者倫理そのもの、劣化だという認識」
中部電力の調査委員会は今後、1月に発覚した3・4号機の再稼働審査でのデータ不正について、報告書を公表する予定です。
女川原発、水素濃度検出器交換へ 次回定期検査で
東北電力は1日、女川原発2号機で昨年発生した原子炉格納容器内などの水素濃度検出器の不具合を受け、新しい方式の検出器に交換するとして2日に原子力規制委員会に原子炉設置変更許可申請を提出します。
現在の営業運転が終了した後の定期検査で交換する計画です。
水素は、事故などで原子炉が高温になると燃料の被覆管のジルコニウムが水と反応して発生します。
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女川原発、水素濃度検出器交換へ 次回定期検査で
共同通信 2026/9/1
東北電力は1日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機で昨年発生した原子炉格納容器内などの水素濃度検出器の不具合を受け、従来とは水素濃度の測定方法が異なる検出器に交換すると発表した。2日に原子力規制委員会に原子炉設置変更許可申請を提出する。現在の営業運転が終了した後の定期検査で交換する計画だ。
女川2号機では昨年8月、不具合があった検出器2台を含む計4台を代替品に交換していた。東北電は「従来品より耐用年数が長く、定期検査ごとの交換が不要になる」と説明している。
東北電によると、従来の検出器は水素を吸着しやすい金属を使って水素濃度を検知する方式で、格納容器内外に4台設置していた。
高圧タービンカバー蒸気漏れで停止中の美浜原発3号機 12日に起動へ
関西電力は今年5月に蒸気漏れが起きて原子炉を手動停止した美浜原発3号機を、9月12日に原子炉を起動すると発表しました。
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9月12日に原子炉を起動へ 蒸気漏れで原子炉を手動停止した関西電力美浜原発3号機 穴が開いた部品を交換 高温高圧の蒸気や水が流れる全機器の保全状況確認
FBC 福井放送 2026/9/1
今年5月に蒸気漏れが起きて原子炉を手動停止した美浜原発3号機について、関西電力は9月12日に原子炉を起動すると発表しました。
関西電力美浜原発3号機では5月8日、高圧タービンを覆うカバー上部の金属製キャップに穴が開き、蒸気が漏れて原子炉を手動停止しました。
美浜原発3号機は6月16日から定期検査に入っていて、約半数の燃料集合体を取り換えたほか、2次系配管の肉厚の測定をしました。
さらにトラブルの原因調査を踏まえて、7月27日には蒸気漏れを起こした金属製キャップを新品に交換し、8月21日までに、高温・高圧の蒸気や水が流れる184の全機器の保全状況を確認したということです。
定期検査は計画通り進んでいることから、9月12日におよそ4か月ぶりに原子炉を起動するということで、10月9日に営業運転を再開する予定です。
03- 津波想定引き上げ正式許可 規制委、九電玄海原発で
原子力規制委は2日、玄海原発に到達する最大の津波の高さを敷地北西側で14メートルとする九電の評価を正式に許可しました。従来は北側で6メートルとしていました。敷地北西側は岩盤に覆われ、標高が16メートルあるため追加の対策工事は不要です。
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津波想定引き上げ正式許可 規制委、九電玄海原発で
共同通信 2026/9/2
原子力規制委員会は2日の定例会合で、九州電力玄海原発(佐賀県)の敷地に到達すると想定される最大の津波の高さを引き上げ、敷地北西側で14メートルとする九電の評価を正式に許可した。従来は北側で6メートルとしていた。敷地北西側は岩盤に覆われ、標高が16メートルあるため追加の対策工事は不要という。
規制委は7月、九電の評価が新規制基準に適合しているとして、審査書案を了承。経済産業相らに意見聴取した結果、異論は出なかった。
九電は、国の地震調査研究推進本部が2022年に公表した日本海南西部の海域活断層の長期評価を受け、新たに玄海原発の北西約100キロにある海域活断層が連動して動くケースなどを考慮に入れた。耐震設計の目安となる基準地震動は従来を上回らなかったため、変更しなかった。
玄海原発では3、4号機が審査に合格し、18年に再稼働している。
2026年9月2日水曜日
「会報NO.38」のPDF版とテキスト版を掲示します
「原発をなくす湯沢の会会報 NO39」が1日付で発行されました。そのテキスト版を掲示します。
会報のPDF版は下記のURLをクリックすると開きます。
https://drive.google.com/file/d/1-kImcKGdBkSGbvxKM7LBtZhiFcJBs_pC/view?usp=sharing
柏崎大集会 チラシのPDF版は下記のURLをクリックすると開きます。
https://drive.google.com/file/d/1bG-VlIE2dzwix6ZsvUtqagBzJslJL8PG/view?usp=sharing
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原発をなくす湯沢の会会報 NO.39 2026.9.1 |
厳しい暑さが収まったと思ったら、雨の日が続いています。
7月に地震の再発生した熊本県や、あちこちで線状降水帯の被害に遭われている方々、世界中で気候変動に伴う災害に遭われている人々に思いを寄せつつ、今こそ本気で手を打たなけれぱと一人心配しているところです。
■今年も参加します なくそテ原発柏崎大集会・・・がっかり感を吹き飛ばそう…
昨年来取り組んできた「県民署名」運動が葬り去られた後、今年2月に柏崎刈羽原
発6号機が再稼働され、5月の新潟県知事選挙でも歯止めをかけることができなかっ
たことから、運動を進めてきた人や多くの県民に“がっかり感”があると思います。
でも、これで終わりではありません。次の運動に向かって今まで以上にみんなで頑
張ろうではありませんか。今回の集会はそのスタートとし、大勢の意志を集結し成功
させようではありませんか。
なくそテ原発 2026柏崎大集会 |
柏崎原発では、つい最近も6、7号機で運転員が自身のIDカードで同僚を退出させた
不適切行為がありました。しかも出入り管理システムの不具合は10年も前から繰り返さ
れており、システムの不具合を示す警報が全号機合わせ多い日で数百件出ていたという驚
くべきことが明らかになりました。この事例一つを見ても東京電力に原発を動かす資格は
ないと言わざるを得ません。
■毎月開催している定例会のこと
湯沢の会の定例会は、今年から毎月第三水曜日の午後1時30分から町公民館で開催
しています。そこでは、参加者からのスピーチの他様々な情報の交換・共有とテキスト
による学習会を中心に運営しています。現在のテキストは、15冊目ですが「原子力
の終活…産業としての終焉」(松久保肇 著)というものです。ただし、テキストが無
くても参加OKですのでどなたでも気楽にご参加ください。
(会報発行責任者 原発をなくす湯沢の会事務局 南雲敏夫 TEL090-2674-9414)