経産省は5日、原発の建て替えについて2040年代までに約2~5基、50年代までに約11~14基とする目標案を、経産省の審議会「原子力小委員会」に「今後の原子力政策の方向性と行動指針」の改定案として提示したということです。
因みに100万KW原発1基当たりの建設費は日本では約5000億円でしたが、福島原発事故以降、全世界的に安全対策に巨額な費用が掛かるようになりました。
新潟日報(6日付)によれば、23~24年に運転を始めた米南部ジョージア州のボーグル原発3、4号機は、規制強化などにより当初の140億ドル(約2兆2200億円)から320億ドル(約5兆700億円)に跳ね上がり、フィンランドのオルキルオト原発3号機も当初の見積もりの約3倍に膨らんだということです。
省エネ指向にある中でも、必ず必要になるのがAIのデータセンター用の電源です。
その電源をすべて賄う準備が出来ているのは世界で中国のみです。その内容は極めてシンプルで「再生可能エネ発電(風力及び太陽光)+蓄電池設備」の構成です。中国は格安の発電設備と蓄電設備をすでに自国の技術で完成させていたので、それが出来たとされています。
日本も今後その電源に50兆円もかけるのであれば、員本独自の技術で格安の「再生可能エネ+蓄電設備」の構成を目指すべきです。
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原発建て替え11~14基 政府、50年代までに 審議会で批判も
しんぶん赤旗 2026年6月6日
経済産業省は5日、原発の建て替えについて2040年代までに約2~5基、50年代までに約11~14基とする目標案を、経産省の審議会「原子力小委員会」に「今後の原子力政策の方向性と行動指針」の改定案として提示しました。
経産省は、原発の60年運転を前提に2割程度の電力量をまかなうために必要な設備容量を算定。その結果、40年代までに220万~550万キロワット(約2~5基)、50年代までに1270万~1600万キロワット(約11~14基)の建て替えが必要と試算した結果です。
政府は昨年閣議決定した第7次エネルギー基本計画で、原発の「最大限活用」を掲げ、原子炉を持つ電力会社の敷地内での建て替えを進める方針を明記。また、40年度の電源構成に占める原発の割合を、2割程度に引き上げる目標を示しています。24年度は9・4%でした。
また、同指針では原発の事業環境整備として、建設などへの投資の支援策を検討、国による地元合意形成や関係省庁における許認可の円滑化、原子力賠償制度の見直しの検討などが盛り込まれています。
この日の小委員会では、原子力資料情報室事務局長の松久保肇委員が、東京電力福島第1原発事故の廃炉に多額の費用がかかることを指摘して「推進政策がもたらした惨事の後始末について議論しないままに、推進の話をしようというのではすまない」と発言。数値目標についても反対しました。
日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会環境委員会副委員長の村上千里委員は、「原子力は安いといううたい文句が正しいのかを検証した上で、より慎重な検討が必要」と指摘しました。
原発の建て替えに関しては、関西電力が昨年7月、美浜原発(福井県)の敷地で新たな原子炉建設のための調査を発表しています。