2026年4月13日月曜日

“300年沈黙”の富士山が大噴火したらー停電、断水、交通機関ストップ。火山灰がもたらす被害

 Yahoo!ニュースが。山梨県富士山科学研究所の藤井敏嗣所長の解説を中心にした掲題の特集記事を出しました。
 藤井所長は、「過去5600年間で平均すると、富士山はおよそ30年に1度のペースで大小さまざまな噴火をしていた計算になる。しかし江戸時代の1707年以降約300年間噴火を休んでいることから、いつ噴火を再開してもおかしくない」と話します。
 一般に噴火時には噴石や溶岩流、火砕流などが起きるとともに、大量の火山灰が風に乗って広範囲に降下します。
 火山灰は鉱物質の重い物質で濡れると通電性を帯びるため、降雨時に電柱上の碍子絶縁体が漏電して火事を起こすなどのトラブルの他、0.5ミリ等の極めて微量な堆積量でも地上の電車の安全運転が阻害され、3センチ以上になると自動車のタイヤが滑って走れなくなどの支障が生じます。自動車エンジン用の空気フィルターが目詰まりして動けなくなるトラブルも起きます。

 要するに降灰によるトラブルで所員が発電所にアクセスできなくなるという事態が生じるため特に原発では重大な支障が生じます。これまでは規制委は近傍の火山からの「降灰量が10センチあっても問題はない」と安易に判断するのが通例になっていましたが、大いに見直す必要がありそうです。
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“300年沈黙”の富士山が大噴火したらー停電、断水、交通機関ストップ。火山灰がもたらす被害 #災害に備える
                 オリジナル 特集 2026/4/11
国内外の人を魅了する日本最高峰の富士山。富士山の噴火は絵空事ではないと、国などが対策を加速させている。都市にとって懸念されるのは、火山灰による被害。それ自体が命に直接危険を及ぼすわけではないが、降り積もるなかでじわじわと影響が広がり、首都圏の交通機関や電力といったインフラの機能をマヒさせるとされる。私たちが備えなければいけない「灰色の悪夢」とは何か、実像と対策に迫った。
NHKスペシャル「富士山大噴火 迫る“灰色の悪夢”」取材班/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

300年間の“沈黙”「いつ噴火してもおかしくない」
「極端なことをいうと、例えば来週、突然地震が1日に10回、20回起こり始めたら、数日以内に噴火することも十分にあり得る
こう指摘するのは山梨県富士山科学研究所の藤井敏嗣所長だ。
富士山で大規模噴火が起きた際、都市にどのような影響が出るのか。NHKスペシャル「富士山大噴火 迫る“灰色の悪夢”」では、ドラマとドキュメンタリーで描くにあたって、噴火の実像や起こりうる被害について国や専門家、自治体、電力会社、鉄道会社、通信会社などへの取材を重ねた。
富士山研究の第一人者である藤井所長は、長年、富士山の大規模噴火によるリスクを訴えてきた。今も研究グループの一員として、山頂などで噴火の履歴を明らかにする調査を進めている。
先の発言の背景にあるのは、約300年間の“沈黙”だ。
過去5600年間で平均すると、富士山はおよそ30年に1度のペースで大小さまざまな噴火をしていた計算になるという。最後の噴火は江戸時代の1707年。藤井所長は、「火山学からみると富士山はまだ“若い”火山で、活動が活発な期間は終わっていない。数百年休んでいるところで、いつ噴火を再開してもおかしくない」と話す。300年は人間の時間スケールで見れば長いが、数十万年にも及ぶとされる火山の寿命のなかでは一瞬に過ぎない。
2004年、富士山噴火への対策として、噴石や溶岩流、火砕流、火山灰などが到達する可能性のあるエリアを示す「ハザードマップ」が初めて公開され、富士山の周辺地域で避難計画づくりなどが進んできた。一方、首都圏における大量の火山灰への対策はそれほど進んでこなかったのが実情だ。現代の大都市圏に大量の火山灰が降り積もるような事態は、日本のみならず世界でも経験していない。
かつて1707年の富士山の「宝永噴火」で、江戸の街におよそ2週間にわたって火山灰が降った。下の図はもし同じ規模の噴火が起きた場合、どの程度火山灰が積もりうるかを示したシミュレーションである。首都圏にとって影響が大きい風向きだった場合、東京23区で10センチ程度、神奈川県の一部の地域では30センチ以上積もるおそれがあるとされ
ている。














火山灰は直径2ミリ以下と細かい。噴火の規模がそれほど大きくなければふもとにとどまるが、規模の大きな噴火で上空高くに大量の火山灰が放出されれば、風の強さや向きによって遠くまで飛び、降り積もる。富士山の場合は関東のほか、東北、北陸、東海、近畿まで飛ぶ可能性があるとされている

電気や水道、交通機関にも“ミリ単位”で出る影響
2004年に出された想定では、宝永噴火と同等の規模の噴火が起きた場合、経済被害は最大およそ2兆5000億円だ。しかし藤井所長は、これをはるかに上回る可能性があると指摘する。
「噴火の継続時間にもよるが、交通も電力もダメージを受けることを考えると、2兆5000億円ではとても済まないだろう。さまざまなサプライチェーンも分断されうる」
火山灰はわずか数ミリ積もっただけで現代都市に深刻な影響を与えるという分析や実験の結果も、そろいつつある。積もる量によって、以下のような影響が出るとされている。
0.5ミリ以上地上を走る電車は運行停止。鉄道会社は、レールと電車の間を流れる電気から電車の位置を把握しているが、わずかな量でも灰がレールに積もると位置がわからなくなるおそれがある。
2ミリ以上…空港では灰の除去が必要になり、作業が終わるまで滑走路が使えなくなる
3センチ以…雨が降ると、二輪駆動車はタイヤが滑って走れなくなる。スリップ事故やスタックが起きる可能性がある。
10センチ以上灰が乾燥した状態でも、二輪駆動車は走れなくなる
住民が移動できなくなるのはもちろん、トラックなどが行き来できなくなれば、物資の輸送も滞る。
また、断水のおそれもある。川などの水に火山灰が混ざって浄水施設の処理能力を超えると、飲み水に適さなくなることも考えられる。停電が長期化した場合、浄水場や配水施設が運転できなくなる可能性もある。下水道も、雨などで流された火山灰が入り込むと詰まるおそれがあるほか、下水処理場に火山灰が流れ込めば処理能力が落ちる可能性も指摘されている。
そして、交通機関やインフラの復旧に打撃を与え、社会に大きく影響を及ぼす可能性があるのが、停電だ。今回、取材班は、火山灰がインフラに与える影響を検証するため、さまざまな実験を行った。その中の一つ、電力中央研究所の協力による実験を紹介する。

電柱を模した柱に、電線や「碍子(がいし)」など実際に使われている部品を取り付け、住宅街などにある「配電線」を再現した。「碍子」は電線以外に電気を通さないための「絶縁体」として設置される。この部品があるおかげで、電気が柱などへ流れる漏電が起きずに済む。
停電は、火山灰に加えて「雨が降る時」に起きるという。そのため、この「配電線」セットに火山灰をかけ、その上から雨に見立てて水を注いだ。すると2分後、碍子から火花が散り始めた。
火山灰は水分を含むと電気を通す性質があるため、火山灰と雨が重なることで碍子が「絶縁体」として機能しなくなり、漏電が起きた。さらに、灰は空気中で水分を吸い寄せる「雨粒の核」の役割を果たすため、火山灰が噴出されると雨が降りやすくなると考えられている。
電力会社は漏電を検知すると、感電事故などを防ぐためにその地域への電気の供給を止める、つまり停電が発生するのだ。
停電を引き起こすおそれのある火山灰の深さはわずか3ミリとされる。実際に、2016年に熊本県の阿蘇山で噴火が起きた時、およそ2万7000戸が5時間以上停電した。
首都圏とその周辺ではおよそ40万世帯が停電するおそれがあるという試算があり、噴火が長引けば、停電の長期化も懸念される。
藤井所長は、都市機能のマヒや停電といった状況が重なると深刻な事態を招くと警鐘を鳴らしてきた。
碍子に積もったものは人力で取り除かなければいけない。その人員を派遣するにしても、道路・鉄道が使えなければ復旧までに時間がかかる。火山灰そのもので人が亡くなるということはおそらくないけれど、交通網が途絶えた場合は病院に行きたい人が行けなくなる。二次災害と呼ぶべきかもしれないが、命を失う方が出てくるおそれもある。被害を長引かせないために、あらかじめどういう手順で対策を取るかを決めておくことが重要だ」

消えてなくならない火山灰 どう除去するか
火山灰が都市にもたらす影響を直視した対策の動きが行政・民間ともに始まりつつある。
ライフラインや物資の輸送をはじめとした、生活の維持に向けた具体的な対策を議論するため、国や東京都、鉄道、電力、通信会社などが参加する新たな協議会が2026年に立ち上がった。
水道事業者や電力、鉄道会社などでも対策が進んでいる。このうち東京都は、水道局が管轄する富士山に比較的近い浄水場で、水中の不純物を沈めて取り除く「沈殿池」をシートで覆えるようにするなど、水質を維持するための対策を講じている。また、インフラ施設や医療機関への通行を確保するため、優先的に灰を除去する道路を指定。路上の灰の除去訓練も行うなど、備えを進めている。
大きな課題は、火山灰を捨てる方法だ。
火山灰は雪と違い、消えてなくならない。富士山噴火に際して、住宅や道路に降り積もり、除去が必要な火山灰の総量は「4.9億立方メートル」にのぼるとされる。これは、東日本大震災の災害廃棄物のおよそ10倍に相当する量だ
国は集めた灰を仮置き場へ運び、その後、最終的な処分をするという流れを想定している。しかし、想定される火山灰の総量があまりに多く、仮置きできる場所の確保が課題だ。
2025年の国の報告書では関東と山梨県、静岡県の1都8県を対象とした試算で、風向きによっては、東京都と神奈川県、山梨県では火山灰の量が仮置き場で受け入れ可能な容量を上回る可能性があることが示された。また、最終処分方法も報告書では、再利用や埋め立て、海への投入などさまざまな手段を組み合わせて処理する必要があるとされている。
前述の協議会では、仮置き場の選定も検討テーマとなっている。また、最終処分については国が引き続き検討するとしている。

「原則、自宅で過ごす」求められる備えは
富士山の火山灰に見舞われた時に、住民はどう行動すべきか。国は2025年の報告書で「原則として自宅等での生活を継続」としている。
富士山で噴火が起きた時、火山灰が多く出るのか、溶岩が流れ出るのかといった、噴火のパターンを事前に把握するのは難しいだろうというのが専門家の見解だ。深刻な影響が出る場所の予測も噴火が始まるまでは難しい。
そのため避難の基準は、雨が降った時に木造住宅が倒壊するおそれがある「30センチ」とされた。30センチ以上灰が降った場合は原則避難とされている。また、灰が3センチから30センチ降った場合も、基本的には自宅で過ごすことを求めているが、停電が長期化するなど生活への影響が大きくなれば、人工透析や介護サービスなどが欠かせない人は原則、避難が必要だとした。この指針をもとにして、今後それぞれの自治体は計画を立てていく予定だ。
自宅で生活を続けることが基本ということは、自宅での備えが必要になる。
まずは水と食料の備蓄(1週間分以上が望ましい)や懐中電灯や予備のバッテリー。これは、地震などほかの災害への備えにもなる。また、火山灰特有の備えとして、防塵マスクやゴーグルも挙げられる。粒径が細かい火山灰を吸い込むと肺や気管支に入る可能性があり、ぜんそくなどの持病がある人は症状が悪化する場合も。国は、火山灰が降っていても「徒歩での移動は可能」としているので、外出が必要な時はこうした備えがあるとよいだろう。

火山のハザードマップを確認することが第一歩
NHK全国火山ハザードマップ」に掲載の富士山の火山灰の分布シミュレーションの一例。風向きの変化によってはさまざまな方角へと火山灰が広がる可能性がある
地震や大雨などと比べ、火山灰への備えが必要だという認識はまだ広がっていない。まずは、自分たちの地域にどういったリスクがあるのかを知ることが重要だ。NHKは、富士山のほか、全国で噴火警戒レベルを導入している火山のリスクをWEBでまとめて確認できるようにした。富士山の場合、火砕流などのデータのほか、火山灰のシミュレーション結果を複数見ることができる。火山灰の深さもわかるので、先ほどの国が示した目安と比較可能だ。ただ、火山灰の広がり方は、風向きや風の強さによって無数に変化する。そのため、「色が塗られていないから安全」とはいえないことに注意したい。
現代都市がいまだ経験したことのない「灰色の悪夢」。リスクを知り、備えの一歩を踏み出してほしい。
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#災害に備える」は、Yahoo!ニュースがユーザーと考えたい社会課題「ホットイシュー」の一つです。地震や台風、火山の噴火などの自然災害は「いつ」「どこで」発生するかわかりません。Yahoo!ニュースでは、オリジナルコンテンツを通して災害への理解を深め、安全確保のための知識や備えに関する情報をお届けします。

浜岡原発周辺7市町首長会議が御前崎市長に連携協力を依頼

 浜岡原発データ不正問題を受け3月、周辺7つの市と町が立ち上げた組織が10日御前崎市へ今後の連携協力を依頼しました。下村御前崎市長は、「情報共有をしながら安全性が最優先される形で近隣の4市と7市町が連携して進めていきたい」と回答しました。
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浜岡原発周辺7市町首長会議が御前崎市長に連携協力を依頼 4月21日に組織の発足を中部電力に報告へ
                         静岡第テレビ 2026/4/11
浜岡原発をめぐる中部電力のデータ不正問題を受け3月、周辺7つの市と町が立ち上げた組織が10日御前崎市へ今後の連携協力を依頼しました。
浜岡原発から半径31キロ圏内の7つの自治体は3月30日、代表者でつくる会議を発足しました。
この会議では、地域住民の安全・安心の確保や浜岡原発での不測の事態への対応のほか国・県・中部電力への要望・要請などを行います
10日は、発足した会議の会長を務める磐田市の草地市長らが御前崎市の下村市長に組織を立ち上げた報告や今後の連携協力を依頼しました。
報告を受けた下村市長は、「情報共有をしながら安全性が最優先される形で近隣の4市と7市町が連携して進めていきたい」と回答しました。
また発足した会議では4月21日、組織の発足を中部電力に報告する予定です。


浜岡原発データ改ざんで周辺7市町が新組織設置 立地市の御前崎市に報告 連携に向けた協力依頼
                           テレビ静岡 2026/4/11
浜岡原発のデータ改ざんをめぐり、周辺の7市町は新しい組織の設立を御前崎市長に報告しました。
浜岡原発の再稼働の審査をめぐる中部電力のデータ不正問題を受け、周辺の7市町は新たな組織を設立しました。
7市町を代表して磐田市の草地市長たちが10日、原発が立地する御前崎市の下村市長を訪ね、組織の目的を説明し今後の連携に向けた協力を依頼しました。
地元4市でつくる「4市対協」の会長を務める下村市長は、連携に協力する姿勢を示しました。

南鳥島、核ごみ文献調査を容認 小笠原村長「国の責任で決めて」

 核のごみの最終処分場選定を巡り、国から南鳥島での文献調査の申し入れを受けた東京都小笠原村の渋谷正昭村長は13日、母島で開かれた住民説明会で「(調査実施は)国の責任で決めるべきだ」と述べ、容認する考えを示しました。父島での説明会でも同様の意向を伝える予定です。南鳥島は全域が国有地で防衛省や気象庁などの職員は駐在するが民間人は住んでいません。
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南鳥島、核ごみ文献調査を容認 小笠原村長「国の責任で決めて」
                       共同通信 2026年04月13日
 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、国から南鳥島での文献調査の申し入れを受けた東京都小笠原村の渋谷正昭村長は13日、母島で開かれた住民説明会で「(調査実施は)国の責任で決めるべきだ」と述べ、容認する考えを示した。父島での説明会でも同様の意向を伝える。
 渋谷氏は、国と処分事業を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)に対しては「処分地を決めたわけではないと確約することを求める」と強調した。
 文献調査は3段階ある処分場選定プロセスの第1段階で、実施されれば北海道寿都町や神恵内村、佐賀県玄海町に続き4例目となる。3町村と異なり、南鳥島は全域が国有地で防衛省や気象庁などの職員は駐在するが民間人は住んでいない

 文献調査は市町村からの応募か、国の申し入れに応じることで始まる。期間は約2年間で、受け入れた自治体には国から最大20億円が交付される。3段階のプロセス全体では計20年程度かかる見通し。 

13- 中東情勢「電力の安定供給に支障ない」 6~8月分の電気代「影響も」

 電気事業連合会の森望会長は10日の記者会見で、中東情勢の緊迫化が「直ちに安定供給に支障が出る状況ではない」と述べました。ただし「事態の長期化で価格上昇が生じかねない」と警戒感を示した。
 東北電力の下屋敷聡・執行役員青森支店長は9日の記者会見で、燃料価格の上昇で、6~8月請求分の家庭向け電気料金に「影響を及ぼす可能性がある」と述べました。
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中東情勢「電力の安定供給に支障ない」 電事連の森会長、節電要請はしない意向を示す
                            産経新聞 2026/4/10
大手電力でつくる電気事業連合会の森望会長(関西電力社長)は10日の記者会見で、中東情勢の緊迫化に伴う電力需給の逼迫懸念について「直ちに安定供給に支障が出る状況ではない」と述べた。石油や液化天然ガス(LNG)の供給不安は増しているが、電源構成の多様化や燃料の中東依存からの脱却が進み、安定供給は継続できるとして、節電要請は行わない意向を示した。
ただ、米国とイランの停戦合意後、イランがホルムズ海峡の「再封鎖」を表明するなど先行きは見通せない。森氏は「事態の長期化で価格上昇が生じかねない」と警戒感を示した
政府は電力の安定供給に向けた対策として、二酸化炭素(CO2)排出が多い「非効率石炭火力」について今年度中の稼働制限を解除している。森氏は「安定供給と脱炭素化にかかる政策の優先順位をつけて、広い視野で柔軟に制度を運用していただきたい」と要望した。
東京電力ホールディングスの小早川智明社長も同日の会見で「直ちに電力の供給が厳しくなる見通しは立てていない」と説明。電力の安定供給に取り組む姿勢を強調した。


中東情勢、6~8月分の電気代「影響も」 東北電・青森支店長
                            Web東奥 2026/4/10
 東北電力の下屋敷聡・執行役員青森支店長9日の記者会見で、イラン情勢のあおりを受けて燃料価格が上昇し、6~8月請求分の家庭向け電気料金に「影響を及ぼす可能性がある」と述べた。一方、同社が中東に依存する液化天然ガス(LNG)の割合は5%のため、「在庫の安定確保には問題ない」との見通しも示した。
 東北電の電気料金は、燃料価格の3カ月平均値が2カ月後に反映される仕組み。イラン情勢の緊迫化で、3月にホルムズ海峡が事実上封鎖されたことなどに伴い、電気料金の5月使用(6月請求)分から影響が出始め、少なくとも7月使用(8月請求)分まで影響が及ぶ可能性があるという。
 同社が中東のカタールから調達するLNGは年間約18万トンで、全体量約382万トンの5%ほど。下屋敷支店長は「当社は一定のLNGを確保しており、安定的な在庫水準を維持すべく追加調達の要否を継続的に検討している」とした。
 会見には1日付で就任した浅黄真孝・東北電ネットワーク青森支社長も出席した。

2026年4月9日木曜日

「原発再稼働を考える湯沢の会会報 (仮称) Np.1」PDF版の掲示

 題記の会報No.1が発行されましたのでPDF版を掲示します。(テキスト版は下記の通りです)
 PDF版のURLは下記です。クリックすると開きます。
https://drive.google.com/file/d/1y8bVoZy2qg1M4_T-WvptFpk8SlLRMG0N/view?usp=sharing 

   原発再稼働を考える湯沢会会報 (仮称)
                              2026.4.6 No.1

 「原発県民投票署名」を推進していただいた署名受任者の皆さんお久しぶりです。
 ご承知のように、私たちが集めた署名(湯沢町で777軍、全県で14万3千超)は、
昨年4月花角県知事と県議会多数派により否定されてしまいました。
 花角知事はその後県民意識調査を実施しました。この調査は、再稼働賛成が有利になる
ような誘導的な手法にもかかわらず、60%以上が再稼働に異議ありと回答しています。
しかし、知事はこの調査をも自己に有利なように曲解してしまいました。
 さらに許せないのは、知事は「再稼働の判断は県民に問う」と言い続けてきましたが、
なんと県民ではなく(自治法上も規定のない)県議会に諮って「信を得た」ことにしたの
です。こうした一連の動きは、花角知事が県民の側に立つ知事ではなかったことを白日の
もとにさらけ出したものです。
 知事は、昨年12月には経省に再稼働同意を伝え、東電は直ちに再稼働を進め、いく
つもあったトラブルの原因究明もそこそこに、今月中には営業運転に入るとの事です。
 私たちは、県民の声を無視した柏崎刈羽原発の再稼働を許しません。全県で組織した「県
民投票で決める会」は、「柏崎刈羽原発再稼働の是非を考える新潟県民ネットワーク」に
名称変更し運動を継続していますので、私たちもそこと協力し運動を進めていくこととし
ます。

原発再稼働を考える湯沢の会(仮称)第1回交流会のご案内

  新潟県民ネットワークでは、同封した県民向けのリーフレットを40万枚作成し
 配布することにしており、湯沢にもすでに1,500枚が届いています。また、これら
 の経費を賄うため500万円を目標にクラウドファンディング実施しています。
  湯沢ので、こうした取り組みをどう進めていくのかを中心に下記により交流会
 開催しますので、ご出席をお願いします。

                    
      ・日 時  4月15日(水)午後1時30分~同3時30
      ・場 所  湯沢町公民館 IF研修室
      ・協議事項 *会の名称、会報の名称、役員など
            *リーフレットの配布について
            *クラウドファンディングについて


              (発行責任者 南雲敏夫  090-2674-9414

柏崎刈羽原発6号機 運転開始から11月で30年。運転延長の申請書類に90か所の不備や誤記

 柏崎刈羽原発6号機30年超運転するためには原子力規制委の認可が必要ですその申請書類に90か所の不備や誤った記載があったことが分かりました。
 認可制度が昨年変わった後東電にとって初めての申請でした。東電によると、社員が分担して申請書を作成したが、審査基準や他原発での認可実績を確認したり、反映させたりする手順が決まっていなかったこと、また認可制度の変更後も、記載方法は変更がないとの思い込みがあり、多数の誤りが生じたということです。
 東電は審査基準に影響を及ぼす24カ所のほか誤記など計90カ所を修正しましたが、他に9カ所の追記などを検討しています。
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【東京電力】柏崎刈羽原発6号機 運転開始から11月で30年も…申請書類に90か所の不備や誤記載「原因は理解不足」
                       NST新潟総合テレビ 2026/4/9
30年を超えて運転するためには原子力規制委員会の認可が必要ですが、その申請書類に90か所の不備や誤った記載があったことが分かりました。
東京電力は審査基準の理解不足などが原因としていますが、6号機の営業運転再開を控える中、その信頼性に再び疑問符がついています。


30年超運転の記載誤り、社内の「理解不足」が原因 東電が釈明
                             朝日新聞 2026/4/8
 柏崎刈羽原発(新潟県)6号機の30年超運転に必要な認可の申請書に多数の誤りがあった問題で、東京電力は7日、原子力規制庁に対し、社内で審査基準に対する「理解不足」があったと釈明した。同日開かれた審査会合で、東電が報告した。
 6号機は今年11月に営業運転開始から30年になる。運転を続けるためには、原子力規制委員会から今後10年間の長期施設管理計画の認可を受ける必要がある。
 6号機は、30年超運転の認可制度が昨年変わった後、東電にとって初めての申請だった。東電によると、社員が分担して申請書を作成したが、審査基準や他原発での認可実績を確認したり、反映させたりする手順が決まっていなかった。また、認可制度の変更後も、記載方法は変更がないとの思い込みがあり、多数の誤りが生じたという。
 東電は、審査基準に影響を及ぼす24カ所のほか誤記など90カ所を修正した。他に9カ所の追記などを検討している。
 柏崎刈羽原発の菊川浩ユニット所長は「態勢に弱さがあった。これまでの経験値で対応できるという見込みの甘さが多少あった」と語った。
 東電は昨年12月に申請書を提出したが、今年2月、多数の誤りがあることが判明。規制庁は東電に記載内容を改めるとともに、原因を報告するよう求めていた。
 東電の説明に対し、規制庁の担当者は「やっと審査できる状態になった。(申請内容を)慎重に見ていきたい」と語った。(戸松康雄)

柏崎刈羽原発「テロ対策」の秘密文書問題:東電が規制委に改善措置報告書を提出

 東京電力は、柏崎刈羽原発のテロ対策に関わる職員が秘密文書を無断で持ち出して保管するなど不適切な行為を繰り返していた問題で、6日付で原子力規制委員会に対し、課題や再発防止策をまとめた改善措置報告書を提出しました。。
 その中で「秘密文書がある区域に1人で入室できたこと」や「不適切な持ち出しを把握する仕組みの不足」などを問題の原因として挙げ、再発防止策として1人では秘密文書にアクセスできないようにカギや生体認証を多重化することや、カギを貸し出した際に監視カメラを定期的に確認することなどを盛り込みました。
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【柏崎刈羽原発】「テロ対策」の秘密文書問題:東京電力が規制委に改善措置報告書を提出
                        UX新潟テレビ21 2026/4/7
課題や再発防止策をまとめた改善措置報告書を提出
柏崎刈羽原発のテロ対策の秘密文書が不適切に扱われていた問題で、東京電力は原子力規制委員会に改善措置報告書を提出しました。
東京電力では、テロ対策に関わる職員が秘密文書を無断で持ち出して保管するなど不適切な行為を繰り返していたことがわかっています。東京電力は4月6日付で原子力規制委員会に対し、課題や再発防止策をまとめた改善措置報告書を提出
この中で「秘密文書がある区域に1人で入室できたこと」や「不適切な持ち出しを把握する仕組みの不足」などを問題の原因として挙げました。その上で、再発防止策として1人では秘密文書にアクセスできないようにカギや生体認証を多重化することや、カギを貸し出した際に監視カメラを定期的に確認することなどを盛り込みました。
原子力規制委員会は、報告をもとに追加検査を実施します。