日本は高速増殖炉もんじゅの廃炉に伴い、フランス国内で進められている高速炉の研究に加わる(共同)ことにしましたが、フランスでは高額の投資を要することから開発計画を停止する可能性が高いということです。
高額な費用負担は当然日本にも及ぶので、先の見通せない高速炉の開発から手を引く良い機会です。
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仏高速炉、開発停止か 日本参加、高コストと報道
共同通信 2019/8/30
【パリ共同】フランス紙ルモンドは31日付で、日仏両国が共同研究を進める高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」について、フランス側が開発計画を停止すると報じた。高コストの研究投資が疑問視されたという。
一方、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)は30日、声明を発表し、来年以降も研究を継続するため、改定した計画を年内に政府に提案すると表明した。ただ「短・中期的に(アストリッドに当たる)原子炉建設の計画はなく、今世紀後半以前に新世代の原子炉が実現する見通しはもはやない」とも指摘し、計画は事実上中断となる可能性もありそうだ。