2025年9月15日月曜日

東電、再稼働見据えた準備に遅れ 柏崎原発で不具合

 東電は11日、柏崎刈羽原発6号機で、挿入した制御棒1本を引き抜けなくなる不具合が8月にあり、原因究明のため調査範囲を広げると発表しました。
 当初再稼働に向けた技術的準備が8月にも整うとしていました7月24日の東電の発表では「作動検出端子の取り付けミス」となっていましたが、時期がずれ込むことになりました。該当箇所の調査も含め、制御棒の状態を検知する機器も調べるということです。
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  7月28日)6号機の制御棒装置の異常 柏崎原発、作動検出端子の取り付けミス
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東電、再稼働見据えた準備に遅れ 柏崎原発で不具合
                             共同通信 2025/9/11
 東京電力は11日、新潟県の柏崎刈羽原発6号機で、挿入した制御棒を引き抜けなくなる不具合が8月にあり、原因究明のため調査範囲を広げると発表した。再稼働に向けた技術的準備が当初8月にも整うとしていたが、時期がずれ込んだ。
 6号機は2017年、再稼働の前提となる国の原子力規制委員会の審査に合格。テロ対策の不備が発覚して運転禁止命令が出されたが、その後解除となり、25年6月に燃料装填が完了している。再稼働は地元同意が焦点となっている。
 東電によると、8月25日に205本の制御棒のうち、1本が引き抜けない異常が見つかった。該当箇所の調査も含め、制御棒の状態を検知する機器も調べる。