2025年12月4日木曜日

「テロの標的になってはならない」福島第1原発視察の警察庁長官

 警察庁の楠芳伸長官は3日、福島第1原発などを視察し記者団に「原発がテロの標的になることがあってはならない」と強調し、「引き続き事業者と緊密に連携して警戒警備にあたる」と述べました

 また24時間体制でテロ警戒などに当たる特別警備部隊4人と面会し、「ドローンの性能向上などにより様々な脅威にさらされている」としたうえで、装備資機材の見直しや実践的な対処訓練により警戒警備に万全を期す考えを示しました
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「テロの標的になってはならない」福島第1原発視察の警察庁長官、特別警備部隊を激励
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警察庁の楠芳伸長官は3日、廃炉作業が進められている東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)などを視察した。終了後、記者団に「原子力発電所がテロの標的になることがあってはならない」と強調し、「引き続き事業者と緊密に連携して警戒警備にあたる」と述べた
原発の視察では、24時間体制でテロ警戒などに当たる特別警備部隊4人と面会。廃炉を担当する東電幹部から、処理水放出の手順や防潮堤についての説明を受けた。楠長官は「ドローン対策の資機材整備など、実践的な対処訓練を行っていく」とした。
また、大熊町にある警察の拠点を訪れ、治安維持に当たる特別警ら隊を激励。東日本大震災の犠牲者の共同墓地である浪江町の大平山霊園にも足を運び、慰霊碑に献花した。
その後訪れた福島県警本部では、県警幹部ら約120人を前に、「さまざまな困難を乗り越え、住民の安全安心の確保に尽力してほしい」と訓示した。


警察庁長官が福島第一原発を視察 「様々な脅威にさらされている」警戒警備に万全期す
                      テレビ朝日系(ANN) 2025/12/4
警察庁の楠芳伸長官が福島第一原発で警戒警備の状況を視察し、「現在も燃料デブリの取り出しなど社会の関心も高く特に警戒を要する」と強調しました。
警察庁 楠芳伸長官
「現在もアルプス処理水の放出や燃料デブリの取り出しなど社会の関心も高いということで、特に警戒を要すると考えている」
 警察庁の楠長官は3日、福島第一原発の現状について説明を受けたほか、24時間体制で常駐している原発特別警備隊などを視察しました。
 楠長官は原子力関連施設について「ドローンの性能向上などにより様々な脅威にさらされている」としたうえで、装備資機材の見直しや実践的な対処訓練により警戒警備に万全を期す考えを示しました。