2025年12月8日月曜日

08- 川内原発の乾式貯蔵施設建設 市民団体が設置反対の申し入れ

 川内原発建設反対連絡協議会の鳥原良子会長らが川内原発展示館を訪れ、川内原発内に乾式貯蔵施設ができれば、使用済み核燃料が半永久的に据え置かれると指摘し九州電力が原子力規制委に申請した使用済み核燃料の乾式貯蔵施設建設のための申請を取り下げるよう求めました。
 川内原発広報部 舘林竜樹部長は「地域のみなさまに安心・信頼していただけるよう積極的な情報公開と説明に努めていきたい」と述べました。
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川内原発の乾式貯蔵施設建設 市民団体が設置反対の申し入れ 鹿児島
                        MBC南日本放送 2025/12/5
薩摩川内市の市民団体が、九州電力に対し、川内原子力発電所内に設置を予定している乾式貯蔵施設の建設反対の申し入れを行いました。
九州電力に申し入れを行ったのは、川内原発建設反対連絡協議会です。
鳥原良子会長らが川内原子力発電所展示館を訪れ、九州電力が原子力規制委員会へ申請した使用済み核燃料の乾式貯蔵施設建設のための、原子炉設置変更許可書の申請を取り下げるよう求めました
協議会では、青森六ヶ所村の再処理工場の完成が延期されており、川内原発内に乾式貯蔵施設ができれば、使用済み核燃料が半永久的に据え置かれると指摘しています。
川内原発建設反対連絡協議会 鳥原良子会長)「原発をさらに動かすために乾式貯蔵を作ることは福島県と同じことが起きるのではないかと心配している
川内原子力発電所・広報部 舘林竜樹部長)「国の審査に真摯に対応するとともに、地域のみなさまに安心・信頼していただけるよう積極的な情報公開と説明に努めていきたい
九州電力では、原子力規制委員会から乾式貯蔵施設建設の許可が下り次第、建設に取りかかり、2029年度の運用開始を目指しています。


六ケ所村は完成延期27回…「使用済み核燃料が半永久的に据え置かれるのが必至」――九州電力に乾式貯蔵施設の新設取り下げを要請 薩摩川内の市民団体
                           南日本新聞 2025/12/6
 九州電力が川内原発(鹿児島県薩摩川内市)敷地内に使用済み核燃料の保管容量を増やすため新設する乾式貯蔵施設について、同市の市民団体「川内原発建設反対連絡協議会」は5日、川内原発展示館を訪れ、原子力規制委員会に申請した原子炉設置変更許可を取り下げるよう、九電に申し入れた。

▶川内原発の使用済み核燃料への課税は「検討もあり得る」 鹿児島県知事
 協議会の鳥原良子会長(77)は、使用済み核燃料の搬出先となる再処理工場(青森県六ケ所村)は完成延期を27回繰り返し、稼働を見通せないと指摘。乾式貯蔵施設を建設しても搬出できず「川内に半永久的に据え置かれるのが必至」と訴えた。あわせて、ウミガメの上陸・産卵地となっている川内原発近くの久見崎海岸に多くのごみが漂着することから、清掃協力を申し入れた。
 申し入れ後に両者の意見交換会があり、協議会からは、乾式貯蔵施設に関する市民向け説明会の開催要望などが出た。川内原発の舘林竜樹広報部長(52)は「皆さんの意見は上層部や関係者と共有したい」と話した。