日本原燃は7日、六ケ所再処理工場内にたまる高レベル放射性廃液を工場完成前に前倒しして処理する方針を原子力規制委員会の審査会合で示しました。「確認運転」として(1)廃液、溶液の処理(2)設備の健全性確認(3)ガラス固化の処理能力確認-を工場の完成前に実施するというものです。これにより、目標とする2026年度内の完成はさらに厳しさを増しそうですが。
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六ケ所再処理工場(青森県)完成前に放射性廃液処理/原燃方針 2026年度内完成目標、より厳しく
Web東奥 2026/9/7
日本原燃は7日、青森県六ケ所村の六ケ所再処理工場内にたまる高レベル放射性廃液を工場完成前に前倒しして処理する方針を原子力規制委員会の審査会合で示した。廃液処理を「完成前に実施」とし、終了時期が明示されていないため完成後も続く可能性はあるが、主要工程の前倒しにより、目標とする2026年度内の完成はさらに厳しさを増す。
再処理工場は過去の試運転で廃液、溶液が生じ、関連設備が長期停止状態にあることから、規制委がリスク低減を要請していた。原燃は「確認運転」として(1)廃液、溶液の処理(2)設備の健全性確認(3)ガラス固化の処理能力確認-を当初予定した工場完成後から完成前に変更する計画を審査会合で説明した。
廃液処理は、ガラス溶融炉の処理能力を確認するため、模擬廃液を用いた使用前事業者検査(漏えい確認)を行った後、実廃液を使って処理運転を行う計画。原子力規制庁側からは「新規制基準に合格する前の実施であり、相当慎重に対応したい」との回答があった。
確認運転に要する期間の長さが工場の完成時期に影響する可能性がある。規制庁担当者は終了後の取材に「どれくらいの範囲でどう進めるか次第。ガラス溶融炉の熱上げなど、それなりにかかるのではないか」との認識を示した。前倒し実施の可否については、規制委に判断を仰ぐ考え。一方、原燃側は、期間はまだ分からないとした上で「できれば竣工(しゅんこう)=完成=までに終えたい」とした。