東電柏崎刈羽原発に対する事実上の運転禁止命令が解除されてから27日で1年となるのを前に、稲垣武之所長は「引き続き安全文化の向上に努める」と話しました。
また6号機の燃料装荷の時期を先月発表したことを巡り、県議会で「性急ではないか」などと意見が出たことを踏まえ、「県のみなさまとのコミュニケーションはしっかりと改善をはかってまいりたい」と述べました。
基本的な問題として6本の避難路の新設を含め、豪雪時に安全に避難できるのかや大地震時に一般の家屋内で退避することが安全(ないし可能)なのかなど、「自宅退避」の可否もまだ決まっていないのに、核燃料の装填だけを急ぐのは、東電が付近住民の安全に対する留意を如何に欠いているかの顕れです。
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柏崎刈羽原発所長「安全文化の向上に努める」26日で運転禁止命令解除から1年 6号機の燃料装荷発表には苦言の声も
NST新潟総合テレビ 2024/12/26
東京電力の柏崎刈羽原発に対する事実上の運転禁止命令が解除されてから27日で1年となるのを前に、稲垣武之所長は「引き続き安全文化の向上に努める」と話しました。
相次いだテロ対策上の不備が改善されたなどとして、原子力規制委員会が柏崎刈羽原発に対する事実上の運転禁止命令を解除してから27日で1年です。
26日の会見で柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は、「引き続きセキュリティ文化や安全文化の向上に努める」と説明。
一方、6号機の燃料装荷の時期を先月発表したことを巡っては、県議会で「性急ではないか」などと意見が出ています。
【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】
「今回をふまえて、県のみなさまとのコミュニケーションはしっかりと改善をはかってまいりたい」
東京電力は来年6月に6号機への燃料装荷を行う方針です。