2025年11月17日月曜日

高浜原発2号機が運転開始から50年に 60年運転への管理計画が認可

 高浜原発2号機は高浜原発1号機に続いて14日で運転開始から50年を迎えました。高浜原発2号機は1975年11月14日に営業運転を始め、ちょうど50年を迎えました。
 2号機については、50年を超えて60年までの運転に必要となる長期施設管理計画が、4日に原子力規制委から認可されました。
 運転開始後70年までの劣化状況を想定して評価を行い、安全上重要な機器や構造物は取り替えるなど保全対策に取り組むことで、プラントを健全に維持できるとしていますが、最も重要な原子炉の耐久性・劣化状況はどのようにして把握するのでしょうか。
 高浜原発構内の燃料プールの貯蔵率は10月末時点で90.1パーセントに達し、県外に搬出できなければ、2028年ごろに満杯になる見込みです。
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関西電力高浜原発2号機が運転開始から50年に 国内で2例目 使用済み核燃料の貯蔵率は90パーセント超 3年後にも満杯に
                         FBC 福井放送 2025/11/14
関西電力の高浜原発2号機は14日で運転開始から50年を迎えました。50年を超えて運転する原発は国内では高浜原発1号機に続いて2基目となります。
高浜原発2号機は1975年11月14日に営業運転を始め、ちょうど50年を迎えました。
2号機については、50年を超えて60年までの運転に必要となる長期施設管理計画が、11月4日に原子力規制委員会から認可されました。
計画では、運転開始後70年までの劣化状況を想定して評価を行い、安全上重要な機器や構造物は取り替えるなど保全対策に取り組むことで、プラントを健全に維持できるとしています
関西電力では「今後も国内外の最新知見を積極的に取り込み、プラントの設計や設備保全に反映していくことで、原発の安全性・信頼性の向上に努めたい」としています。
また高浜町の西嶋町長は、関西電力に対して、地域との信頼関係の構築と、住民の安全・安心を求めた上で、国に対し「使用済み核燃料の中間貯蔵、バックエンド問題の解決など、将来にわたって原子力を活用していくにあたり、国民への丁寧な説明と理解醸成に努めてほしい」とコメントしました。

ところで、高浜原発構内の燃料プールの貯蔵率は10月末時点で90.1パーセントに達し、県外に搬出できなければ、2028年ごろに満杯になる見込みです