敦賀2号機については原子力規制委が去年、原子炉近くの断層が活断層の可能性があり、原子炉の真下を通る断層が引きずられて、将来的に動く可能性を否定できないとして、再稼働審査を不合格としています。日本原電は再申請に向けて大規模な調査を2年がかりで行い、再稼働を目指す方針です。
具体的には原子炉近くの地下30メートルに長さおよそ200メートルのトンネルを掘り、周辺の地質を調べることで、原子炉の真下の断層が近くを通る断層とつながっていないことなどを示すとしています。
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敦賀原発2号機 再稼働の再申請に向け日本原電が大規模な調査に着手へ 2年がかり地下に200メートルトンネル
FBC 福井放送 2025/8/21
再稼働審査で不合格となった敦賀原発2号機について、日本原電は、再申請に向けて大規模な調査を2年がかりで行い、再稼働を目指す方針です。
日本原電の坂井毅志敦賀事業本部長は21日、県の坂本防災安全部長と面談し、敦賀原発2号機の再申請に向け、追加調査をする方針を伝えました。
敦賀2号機をめぐっては、原子力規制委員会が去年、原子炉近くの断層が活断層の可能性があり、原子炉の真下を通る断層が引きずられて、将来的に動く可能性を否定できないとして、再稼働審査を不合格としています。
調査の一つとして、原子炉近くの地下30メートルに長さおよそ200メートルのトンネルを掘り、周辺の地質を調べることで、原子炉の真下の断層が近くを通る断層とつながっていないことなどを示すとしています。
日本原電は、調査に向けた準備を9月から始め、追加調査は2年ほどかかる見通しということです。
なお原子力規制委員会への再申請の時期は未定としています。
敦賀原発2号機・再稼働の再申請へ9月にも調査開始 断層や破砕帯の評価など約2年かけて実施へ 日本原電が調査計画を福井県に提示
福井テレビ 2025/8/21
日本原子力発電は、原子力規制委員会が2024年11月に再稼働を認めない判断を下した敦賀2号機について、再申請に向けた調査を早ければ9月にも開始することを福井県に報告しました。調査は約2年かけて実施する計画です。
日本原電の坂井毅志・敦賀事業本部長が21日、県庁を訪れ、坂本裕一郎・防災安全部長に敦賀2号機の追加調査計画の概要を示しました。
調査は約2年かけて実施する計画で、原子炉建屋近くにある「K断層」の活動性や原子炉建屋の直下に続く破砕帯との連続性などについて、ボーリングや掘削などを行ってデータを取得し、評価を進めるとしています。
日本原電が追加調査について具体的に示したのは、再稼働申請の不合格後、初めてです。