2026年5月11日月曜日

美浜3号機 蒸気漏れ タービン周辺 関電が原子炉停止(続報)

 8日、加圧水型美浜原発3号機のタービン建屋で蒸気漏れが起きたため停止させました。3号機は、2021年の定期検査で分解を伴う点検を実施し、25年の定期検査では簡易点検を実施しましたが、いずれも異常は見つかっていませんでした。
 04年には、長年点検されていなかった2次冷却水系の配管が破損して蒸気が噴出し、検査会社の作業員5人が死亡、6人が重傷を負う事故が発生しています。
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美浜3号機 蒸気漏れ タービン周辺 関電が原子炉停止(続報)
                       しんぶん赤旗 2026年5月9日
 関西電力は8日、定格出力で運転中の美浜原発3号機(福井県美浜町)のタービン建屋内で、蒸気が漏れたとして原子炉を手動で停止しました。
 関電によると同日午前4時8分、3号機のタービン建屋で、高圧タービンのカバーで温度差の異常を感知して警報が作動。運転員が高圧タービン周辺で蒸気が漏れていることを監視カメラで確認したことから、午前4時24分に原子炉を手動停止しました。同43分に蒸気漏れが収まっていることを確認しました。
 3号機のタービンについては、2021年からの定期検査で分解を伴う点検を実施、25年の定期検査では簡易点検を実施しましたが、いずれも異常は見つかっていないとしています。関電は、現場の温度が下がるのを待って同日正午ごろから原因調査を開始しました。3号機は6月から定期検査の予定でした。漏れた蒸気は放射性物質が含まれていない2次冷却水です。
 美浜原発3号機は、今年12月に運転開始から50年になる老朽原発04年には、長年点検されていなかった2次冷却水系の配管が破損して蒸気が噴出し、検査会社の作業員5人が死亡、6人が重傷を負う事故が発生しています。


美浜原発3号機で蒸気漏れ 放射性物質は含まれず 運転再開のめど立たずも「直ちに電力需給がひっ迫するような状況にはない」 関西電力
                         毎日放送 MBS 2026/5/8
 8日朝、福井県の美浜原発3号機で蒸気漏れがあり、関西電力は原子炉を手動停止しました。
 関西電力によりますと午前4時すぎ、美浜原発3号機で警報が鳴ったため、運転員が監視カメラで確認したところ、高圧タービンの上部約2~3メートルにわたって蒸気が漏れていたということです。これを受け午前4時24分に原子炉を手動停止しました。
 漏れた蒸気に放射性物質は含まれておらず、停止から20分後に蒸気漏れは止まったということです。けがをした人はいませんでした。
 いまのところ蒸気が通る配管に破損は確認されておらず、7日の目視確認でも異常はなかったということで関電が漏えいの原因を調べています。
 運転再開のめどは立っていませんが「直ちに電力需給がひっ迫するような状況にはない」としています。
 美浜原発は運転開始から40年を超えた原発として2021年に再稼働していて、3号機は6月から3か月の定期検査に入る予定でした。
 一方、午前11時ごろ関電の堺LNGセンターで火力発電所などで使う天然ガスを貯蔵するタンク1基からガス漏れが確認されたということです。こちらもけが人はいませんでしたが、原因について調査を進めています。