2026年10月15日木曜日

15- 岩石に熱エネルギーを蓄え活用する実証実験が始まる

 東芝や中部電力による岩石(70トン)に熱エネルギーを蓄え活用する実証実験が静岡県島田市の製紙工場で始まりました。蓄える熱の量は国内最大規模です。

 岩石蓄熱は天然の岩石の持つ「熱しやすく冷めにくい」特徴を生かすもので、蓄えられる熱容量は電力に換算するとおよそ880世帯が1日で使用する量にあたります。
 一方で、蓄積中に徐々に熱エネルギーが外に逃げてしまい同じエネルギー量を保つ難しさがあるということです。
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岩石に熱エネルギーを蓄え活用する実証実験が始まる 蓄える熱の量は国内最大規模 静岡・島田市
                        静岡朝日テレビ 2026/10/14
 岩石に熱エネルギーを蓄え活用する実証実験が静岡県島田市の製紙工場で始まりました。蓄える熱の量は国内最大規模です。
 東芝や中部電力が島田市の新東海製紙の工場に設置したのは、国内最大級の岩石蓄熱の設備です。岩石蓄熱とは天然の岩石の持つ「熱しやすく冷めにくい」特徴を生かし、工場の余剰電力を使って岩石に熱風をあて熱エネルギーを蓄えるものです。
 設備の中には県内で採取された天然の岩石が70トン詰め込まれていて、蓄えられる熱容量は電力に換算するとおよそ880世帯が1日で使用する量にあたります。
 その後蓄えられた熱エネルギーが工場で必要な時に必要な量が放出される仕組みです。
 製紙工場では熱エネルギーを紙の乾燥工程で使う蒸気として活用しています。担当者によりますと岩石蓄熱は設備を大容量化した時の初期費用が抑えられ、コストや資源の調達で優れています。
 一方で、蓄積中に徐々に熱エネルギーが外に逃げてしまい同じエネルギー量を保つ難しさがあるということです。

●東芝 サーマル&ハイドロパワー事業部 三木浩睦さん:
「国産かつ地産地消の蓄エネ技術が構築できることで、2030年代40年代には日本国内のCO2削減、カーボンニュートラルに貢献できるのではないか」
 東芝は今年度中に実証実験を終え、来年度以降の製品化を目指す方針です。


余った電力を熱に変換...タンク内の岩石に蓄えるプラント 東芝、中部電力、新東海製紙が実証運転開始
                       静岡放送(SBS) 2026/10/14
天然の岩石に熱エネルギーを蓄えて必要な時に取り出す大規模な設備が静岡県島田市内につくられ、実証運転を開始しました。
<増田哲也記者>
「この蓄熱槽と呼ばれる容器の中に、こういった石が約70トンも入っているそうです。熱しやすく冷めにくい石の特徴を使った自然の蓄電池です」
東芝、中部電力、新東海製紙が島田市内で10月13日から実証運転を開始したのは、余った電力を熱に変換してタンク内の岩石に蓄え、必要な時に取り出すプラントです。
この施設では一般家庭約880世帯分の1日の電力使用量に当たる熱エネルギーを蓄えられるということです。
<東芝 三木浩睦プロジェクトリーダー>
「エネルギー需要の4割〜6割は熱需要と言われていますので、そういったところに幅広く展開できれば」
こうしたプラントを1つの場所で大規模に展開するのは国内では初めてということで、新たなエネルギーの供給方法として期待が集まります。