2026年10月15日木曜日

島根原発2号機「プルサーマル発電」 鳥取県・平井知事らが中国電力へ意見書提出

 中国電力が島根原発2号機で計画する「プルサーマル発電」について、14日、実施に向けて、鳥取県の平井知事らが安全対策の徹底などを求める意見書を中国電力に提出しました。
 意見書は、ゼロリスクの追求など10項目で、さらなる安全性向上のほか、発電に使われる「MOX燃料」について引き続き住民へ丁寧に説明すること、防災対策に必要な財源措置などを国と連携して進めるよう求めました。
 鳥取県と両市は、今後の国の審査結果や中国電力からの説明を確認し、専門家の意見も聞いた上で計画に対する意見を改めて表明することにしています。
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島根原発2号機「プルサーマル発電」 鳥取県・平井知事らが中国電力へ意見書提出
                         BSS山陰放送 2026/10/14
中国電力が島根原発2号機で計画する「プルサーマル発電」について、14日、鳥取県の平井知事らが、安全対策の徹底などを求める意見書を中国電力に提出しました。実施に向けて次の審査に入ることを容認する形です。
鳥取県 平井伸治知事
「伊木市長、伊達市長と一緒になりまして我々地元の思いを込めさせていただきましたので是非誠意ある対応を申し上げたいと思います」
鳥取県の平井知事は14日、原発から30キロ圏内にある米子市、境港市の両市長と共に中国電力の三村副社長らに意見書を手渡しました。
今年6月の中国電力からの協議申し入れを受け、今月2日には県の意見書案に両市が合意。県議会での議論も踏まえ、14日の提出に至りました。
意見書は、ゼロリスクの追求など10項目で、さらなる安全性向上のほか、発電に使われる「MOX燃料」について引き続き住民へ丁寧に説明すること、防災対策に必要な財源措置などを国と連携して進めるよう求めました。
中国電力 三村秀行 副社長
「誠意を持って対応するというこの精神でしっかりきょういただいた各意見ごとに丁寧に対応してまいりたい。国のさらなる審査を受けてまいりますのでそういった審査を受ける中で(懸念について)回答できるようにしたい」
鳥取県 平井伸治 知事
「今後もその後の手続きも含めてご説明をいただき私どもも改めて意見を言う これにまた誠実に対応してください この確認をとれたと思います。慎重に安全を第一義として今後のプルサーマル運転に向かって行くそのプロセスを監視していきたいと思います」
鳥取県と両市は、今後の国の審査結果や中国電力からの説明を確認し、専門家の意見も聞いた上で計画に対する意見を改めて表明することにしています。


プルサーマル、審査実施を受け入れへ 鳥取県、計画是非の判断は留保
                            朝日新聞 2026/10/14
 島根原発2号機(松江市)で中国電力が計画しているプルサーマル発電について、鳥取県議会は13日の本会議で、計画への反対表明を求める市民団体の陳情を不採択とした。原子力規制委員会による審査が今後行われることを実質的に認める判断となり、計画開始に向けたプロセスが進む。
 県は、県議会の議決を踏まえ、原発の半径30キロ圏にかかる米子、境港両市とともに、14日に中国電へ意見を提出する。意見では、今後の規制委による審査の結果を中国電が県議会や市議会、地域住民らに説明することを求め、その上で「改めて意見を述べる」と通告する。規制委の審査実施を受け入れる一方で、計画の是非については判断を留保する方針だ。
 平井伸治知事は県議会の本会議後、報道陣の取材に「我々のスタンスがまとまった。安全を第一義として、中国電力と国に向けてしっかり対応していきたい」と述べた。
 プルサーマルは、原発で使用した核燃料からプルトニウムを取り出して再利用する「核燃料サイクル」の一環。6月に中国電が計画開始に向けた協議を県と米子、境港両市に申し入れ、県側が必要性や安全性の検証を進めてきた。
 県と米子、境港両市が中国電と結ぶ安全協定では、県側が計画への意見を述べ、中国電は意見に誠意をもって対応することが定められている。(富田祥広)