定期検査中の高浜原発3号機で交換予定の新しい蒸気発生器3基のうち1基を、9日に敷地内に搬入しました。
加圧水型原発において原子炉格納容器内に設置される蒸気発生器は、格納容器の内部空間を有効に使うため、原子炉の高さに合わせて21mもの高さを持つ細長い円筒形になります。蒸気発生器の構造は管路式熱交換器と同じなので、伝熱効率を上げるために伝熱管の口径は小さく、肉厚は薄いことが望まれます。結果として伝熱管が破損しやすくなり 破損率が限界を超えると新品に交換する必要が生じます。
その平均寿命は7年~15年と言われているので、高浜原発3号機の蒸気発生器が運開後40年間も持ったのは、大成功のケースと言えます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
運転開始40年超で初 高浜原発3号機の蒸気発生器を交換へ 3基のうち1基を敷地内に搬入 8月下旬までに工事完了し12月の営業運転を予定
福井テレビ 2026/7/10
関西電力は、定期検査中の高浜原発3号機で交換予定の新しい蒸気発生器3基のうち1基を、9日に敷地内に搬入しました。
蒸気発生器は発電タービンを回すための蒸気を発生させる、原発の中では重要な機器の一つで、3号機での取り換えは1985年の運転開始以来初めてです。
蒸気発生器は全長約21メートル、重さは340トンあり、配管の材質を腐食に強いものに変えるなど改良しました。
関西電力は8月下旬までに取り換え工事を完了し、12月の営業運転再開を予定しています。
初めて蒸気発生器を“交換”へ 運転開始から40年超、高浜原発3号機 腐食や振動に強い改良タイプに 営業運転再開は12月上旬予定
FBC 福井放送 2026/7/9
今年4月から定期検査に入っている関西電力の高浜原発3号機で、運転開始以降初めてとなる蒸気発生器の取り替えが行われ、60年運転を見据えて安全性や信頼性を確保したいとしています。
高浜町にある関西電力・高浜原発では9日、船で運ばれてきた新しい蒸気発生器がクレーンで構内へと降ろされました。蒸気発生器は、原子炉で発生した熱を水に伝え、発電機のタービンを回すための蒸気を作り出す装置で、全長21メートル、重さは340トンあります。
高浜原発3号機では、1985年の運転開始以降初めての交換となり、過去の定期検査では配管の損傷やすり減りが確認されていました。
新しい蒸気発生器は、配管が腐食に強い材質に変更されたほか、運転に伴う振動にも強くなるよう改良されています。関西電力では60年運転を見据え、安全性や信頼性を確保したいとしています。
取り替え作業は8月下旬に完了する予定で、その後、原子炉を起動し、営業運転は12月上旬を見込んでいます。