2014年4月26日土曜日

福島市の空間線量 毎時0.23μシーベルト未満は2割

 福島市3月に、市内全域で実施した放射線量測定結果によると、追加被曝線量が年間1ミリシーベルト以下に相当する毎時0.23マイクロシーベルト未満地域は、全体の2割にとどまりました。
   ※ 自然状態での被曝線量を1ミリシーベルト/年とみなして、それに追加される被曝線量を1ミリシーベルト/年として加算した値=ミリシーベルト/年を時間線量に換算すると0.23マイクロシーベルト。
      0.23マイクロシーベルト/時=空間線量2ミリシーベルト/年。
      通常の空間線量は0.05マイクロシーベルト(=0.44ミリシーベルト/年)といわれているので、その約4.5倍の線量となります。 
 
 この1年間で最も低減した地域の低減率は42.9%、最も下がり方が少なかったところの低減率は24.4%でした。
 また全区間の平均値は毎時0.37マイクロシーベルト=3.2ミリシーベルト/年でした。
 
 早急な除染が必要です
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福島市の線量、毎時0.23マイクロシーベルト未満は2割
 福島民友ニュース 2014年4月25日
 福島市は24日、市内全域で3月に実施した放射線量測定結果をまとめたマップを公表した。追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下となる目安となる毎時0.23マイクロシーベルト未満となっている地域は、全体の2割にとどまった。同市の住宅除染の進捗(しんちょく)率は3割(4月1日現在)にとどまっており、除染迅速化の必要性が浮き彫りとなった。
 市は19地区ごとの線量低減率も示し、昨年より最も低減したのは土湯温泉町地区で42.9%。一方、放射線が下がらなかったのは吾妻地区の24.4%だった。昨年と比べ線量の低減率が20%台にとどまった地区は5地区だった。
 市は、前回よりも測定区画を4区画増やした。住宅地などの「居住地」では500メートル四方、山間地は1キロ四方に分け、計920区画の3292地点で高さ1メートルの放射線量を測定した。
 線量マップ上で示した区画の平均値は毎時0.37マイクロシーベルトで、昨年3月と比べ0.19マイクロシーベルト、33.9%減少した。同市は線量が低減した要因として除染の実施のほか、放射性物質の自然減を挙げた。同日会見した小林香市長は「除染を進め、市民生活の安心感につなげたい」と述べた。
 
 

2014年4月25日金曜日

高速増殖炉「もんじゅ」存続は法に触れない罪なのか?

 ずさんな管理のためにいま運転が禁止されている高速増殖原型炉「もんじゅ」は、20年前に一旦出来上がってからも、稼働した延べ日数は僅かに250日にすぎません。これまでに1兆1千億円の国税が注がれ停止中にもかかわらず、いまも維持管理費として1日5500万円が投じられています
 この無芸大食の装置がなぜ温存されているのか不思議というしかありませんが、4閣議決定されたエネルギー基本計画、何んと放射性廃棄物の「減害・減容」化研究の名目で生き残りました。
 
 24日の東京新聞「こちら特捜部」は、この「もんじゅ」を取り上げました。
 
 まず、本来の「高速増殖」運転が挫折したために新たに持ち出した放射性廃棄物の「減害・減容」もまた、いわば「看板に偽りあり」で「実用化机上の空論」に過ぎないということです。
 
 仮に目的とする「マイナーアクチノイド(MA)記事本文を参照)の核変換が可能になったとしても、実用装置として運転するためには、現在の実験炉の数倍(乃至それ以上の)規模の実用炉を数基作らないと用を足さないということです。設計がスタートしてから45年をかけても全くものにならなかった実験炉なのに、どうしてその実用炉が作れるというのでしょうか。
 
 通常であれば計画立案には必須とされている「費用対効果」は、試算もされていないと思われます。
 もともと「官僚利権の温床=官僚たちの老後の糧」として進められる計画なので、経済的にペイなどする筈もありません。純理論的には素人だましの「雲を掴むような話」でありながら、官僚利権との絡みになるとにわかにリアリティが出てくるあたりに、この「もんじゅ」問題の本質がありそうです。
 
 記事は「法に触れぬ罪」と結んでいますが、本当に法に触れない罪なのでしょうか。
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【特報】 根拠は何?「もんじゅ」存続 
 東京新聞 こちら特報部 2014年4月24日 
 ずさんな管理で運転禁止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)。初臨界から20年で、稼働したのは250日。1兆円を超す血税が注がれ、いまも1日5500万円が投じられている。いよいよ廃止かと思いきや、今月、閣議決定されたエネルギー基本計画で放射性廃棄物の「減害・減容」化研究の名目で生き残った。この理由は妥当なのか。存続の本当の理由は何なのか。(榊原崇仁、林啓太) 
 
【もんじゅ】 
 従来は日本の核燃料サイクルの中核を担う施設と位置付けられてきた。1985年着工、95年初発電。核廃棄物から取り出したウランとプルトニウムなどによる混合酸化物(MOX)燃料を使う。一般的な原発とは違い、原子炉内に液体ナトリウムを入れることで、核分裂を引き起こす中性子を高速で動かせるようにしている。この仕組みを用い、使った以上の燃料を生み出す「増殖」の役割が期待されてきた。
 
◆看板に偽り 実用化「机上の空論」 
 「廃棄物の減容・有害度の低減のための国際的な研究拠点」。エネルギー基本計画で、もんじゅの役割はそう記された。 
 もんじゅは本来、核燃料を使いながら燃やす増殖炉と位置付けられてきた。しかし、巨額の国費を投じながらトラブルや不祥事続きで運転は滞り、与党内でも運転継続に批判が少なくなかった。このため、政府は国民の理解が得やすい「核のごみを減らし、有害性も低くする」という名目にシフトすることにした。 
 核廃棄物の処分に詳しい神奈川工科大の藤村陽教授(物理化学)によると、核廃棄物の中で厄介なのは長期間、放射線を出す「マイナーアクチノイド(MA)」だ。半減期が214万年のネプツニウム237や7000年余りのアメリシウム243などを指す。 
 これらは射程が短いが強力な放射線「アルファ線」を出すため、もし人体に入った際には深刻な内部被ばくを引き起こす。 
 核廃棄物の減容化・減害化という場合、このMAに重きが置かれることになるが、どう実現するのか。 
 もんじゅは中性子を高速で動かす「高速炉」で、核分裂を一定程度、誘発させることができる。この炉内に燃料とMAを入れ、核分裂させることで、半減期が短く、アルファ線を出さない物質に変えることで減害化を図るのだという。 
 核分裂でできる物質としては、半減期が30年前後のセシウム137やストロンチウム90などが想定される。100年程度たてば放射能が相当弱まり、熱も下がるため、地層処分する際に集約が技術的に可能になり、処分場の面積も少なくて済むとされている。 
 
 しかし、藤村教授は「夢のような話ばかりではない」とくぎを刺す。 
 MAが核分裂でアルファ線を出さない物質になったとしても、新たにできたのがセシウム137なら透過力の強いガンマ線を発するので、これらを扱う作業員らは体外から被ばくしかねない。「それに半減期が短い物質は半減期が長い物質と比べ、短い期間に集中的に放射線を出す。一概に害が少ないとは言えない」 
 
費用対効果の面でも実現の見通しは極めて暗い
 高速炉1基でMAを減容化・減害化できるのは一般の原発1~2基分にすぎない。ここでいう高速炉はもんじゅのように実験段階に近い原型炉ではなく、開発が進んで規模も大きくなった実用炉を指す。 
 京都大原子炉実験所の小出裕章助教は「もんじゅですら巨額を投じてろくに動かないのに、それより巨大な高速炉を何基もつくるのか」と話す。核廃棄物からMAを取り出す技術も実用化はほど遠く「政府がやろうとしているのは机上の空論にすぎない」と語る。
 
◆官僚利権の温床 「老後の糧 捨てない」 
 もんじゅは現在も停止中だ。原子力規制庁が3月に実施した保安検査で、冷却系の循環ポンプ関連機器の一部に点検漏れがあったことが分かった。内規に逸脱した方法で、機器の点検記録を数百カ所にわたり訂正したことも判明した。 
 ずさんな管理は今に始まったことではない。2012年には約1万件の危機の点検漏れが発覚。1995年には国内初のナトリウム漏れ事故を起こした。 
 だが、いまも多額の国費が投じられる。14年度の維持費は199億円。事業主体の独立行政法人・日本原子力研究開発機構(原子力機構)の職員数は3770人で、年間予算1850億円のうち、政府支出金が9割。血税のむだ遣いといわれる根拠だ。 
 この大盤振る舞いの背景に何があるのか。核兵器材料のプルトニウムを確保するためともいわれるが、元経済産業省官僚の古賀茂明氏は「官僚の利権を守るためだ」と断言する。 
 文部科学省が所管する原子力機構の起源は、ともに56年に発足した旧科学技術庁傘下の特殊法人・旧日本原子力研究所と旧原子燃料公社だ。旧科技庁は省庁合併で文科省になった。 
 原子力機構の理事長は文科省の任命で、理事長が任命する理事7人のうち、現在は伊藤洋一、山野智寛の両氏が旧科技庁出身の文科官僚。森山善範氏は旧原子力安全・保安院(現原子力規制庁)の出身だ。官僚の身分のままの「現役出向」で事実上の天下りだ。ちなみに原子力規制委員会の田中俊一委員長も同機構の特別顧問を務めていた。 
 原子力機構を足場に官僚は自分の天下り先を維持するための世話も焼く。例えば、同機構は10年に、文科省のOBの再就職先を含む原発関連を含む80の公益法人に賛助会員としての「会費」などとして約8600万円を支出していた。 
 もんじゅについて、古賀氏は「利権構造を守るためにも、官僚としては絶対に廃止させられない」。元外務官僚の梶山恵司氏も「官僚は自分の老後の生活の糧を自ら捨てるようなことはしない」と語る。 
 基本計画をめくると、もんじゅ関連の記述には「トラブルが続いた現状を真摯(しんし)に受け止める」 「徹底的な改革を行う」とある。しかし、古賀氏は「そうした低姿勢の表現に官僚特有のまやかしがある」と話す。 
 「反原発の世論を原発推進に転換させるまでの時間稼ぎだ。放射性廃棄物の有害度を低減させるとか言いながら、批判されても逃げられるようにしている」 
 ただ、原子力機構が今月18日に発表した職員の意識調査の結果によると、「もんじゅのプロジェクトを進める自信がない」と答えた職員が多かった。「(原子力機構の)改革が進んでいる実感がない」 「役員との距離の遠さを感じている」といった意見が出た。 
 職員自身に自信がない。「安全に精通した人と相談したり、意見をもらえる体制があると良い」 「社会から期待されるレベルにない」といった答えもあった。職位が低い職員ほど、危機感を募らせ、組織ありきの運営にいら立っていることをうかがわせた。 
 古賀氏はこう語る。 
 「もんじゅについては、多くの官僚はうまくいかないと思っているはず。とはいえ、良心的な人でも、組織の中では正論を述べるリスクは取らないだろう。もし、もんじゅが廃止されるとすれば、現在の核燃料サイクルに代わる利権の仕組みが登場したときだ」 
 
<デスクメモ>
「もんじゅ」は無用の長物と、福島事故の前から言われていた。だが、事故後も維持すると決めた。書きにくいことを書く。これは福島事故に関連して亡くなった人々を再び殺すことに等しくはないか。事故が反省の礎になれば、無念も浮かばれるかもしれない。しかし、そのかけらもない。法に触れぬ罪だ。
 
 

福島原発 「ALPS」水不良の原因は超初歩的なミス

 
 福島原発の放射能汚染水処理の切り札になる筈の「多核種除去設備(ALPS)」は、昨年4月に装置が完成して以降も半身不随状態が続いていました。
 この4月からはフル稼働に入り汚染水処理の滞りを回復するとされていましたが、4月も下旬に入ったのにもかかわらず、いまだに半身不随の状態から脱していません。
 
 22日に通水を再開したA系統は、2時間後処理水の白濁が判明したために運転を停止していましたが、23日、排水処理に必要な薬液の注入弁が閉じられていたのが原因と判明し、処置をした後 水処理を再開しました。
 これでA系統とC系統が運転状態に入りましたが、B系統は3月に大幅に運転性能が低下したため停止させたままになっていて、再開のめどは立っていません
 
 それにしても薬液を注入しないで水処理を行うとは、いわば洗剤を入れないで油汚れを洗濯するというようなことで、何んともお粗末なことです。
 東電は、何かが、どこかがおかしいのではないでしょうか。
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薬液供給弁が閉まったまま 「ALPS」水白濁、再停止原因
福島民友ニュース 2014年4月24日
 東京電力福島第1原発の汚染水からトリチウム(三重水素)を除く62種類の放射性物質が除去できる「多核種除去設備(ALPS)」のうち、不具合で処理を停止しているA系統について、東電は23日、処理の過程で必要となる薬液を設備に供給する配管の弁が閉まっていたことが不具合の原因と発表した。弁を開けた状態にして同日、処理を再開した。
  東電によると、薬液を供給する配管の弁は手動で開閉操作する。東電は「設備の操作が適正だったかどうかを調べる」としている。
  A系統は、22日に処理を再開したが、処理過程で水が白く濁っているのが確認されたため、約2時間後に再び停止していた。
  ALPSのA~C3系統のうち、汚染水の処理を継続しているのはC系統のみ。B系統は、3月に浄化性能が大幅に低下し、設備内に付着した放射性物質の洗浄などに時間を要しており、再開のめどは立っていない。 
 
 

2014年4月24日木曜日

原子力規制委「何を学んだのか」と厳しく批判

 原子力規制委は、原発の安全性を高めるという趣旨で電力各社が去年11月に設立した「原子力安全推進協会」の松浦祥次郎代表を招いて、初めて意見交換を行いました。
 
 意見交換の中で松浦代表は、国内の原発が長期間停止していることについて、「今のように原発が長く止まった状態にあると、『安全文化』がマイナスの方向に行く」と主張しました。これは原発の停止状態が続くと、電力会社がこれまで築いてきた「原発は安全(そして必要)」という虚構が、時間の経過とともに綻びてくるという身勝手な主張です
 
 それに対して規制委の田中委員長は、「福島の事故で何を学んだのか、電力会社がどう取り組んでいるのか全く発信されていない」と厳しく批判したということです
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原子力規制委「何を学んだのか」と厳しく批判 
NHK NEWS WEB 2014年4月23日
原子力規制委員会は、電力各社が原子力発電所の安全性を高めるために設けた団体と初めて意見交換を行い、田中俊一委員長は「福島の事故で何を学んだのか、電力会社がどう取り組んでいるのか全く発信されていない」と厳しく批判しました。
 
原子力規制委員会は、電力各社が原発の安全性を高めるために去年11月に設けた団体、「原子力安全推進協会」の松浦祥次郎代表を招いて、初めて意見交換を行いました。
この中で松浦代表は、国内の原発が長期間停止していることについて、「今のように原発が長く止まった状態にあると、『安全文化』がマイナスの方向に行く」と主張しました。
これに対して規制委員会の田中委員長は、「福島の事故で何を学んだのか、電力会社がどう取り組んでいるのか全く発信されていない」と厳しく批判しました。
そのうえで田中委員長は、「原発事故の背景には科学技術の傲慢さがあり、厳しく反省して取り組んでいるか全く見えない」と指摘し、電力各社に指導を強めるよう求めました。
 
 

ヨウ素剤未配備なのに新潟県職員が購入装う

 
 新潟県は22日、柏崎刈羽原発の過酷事故に備え、2012年度中に同原発から1030キロ圏の住民向けに配備予定だった安定ヨウ素剤約132万錠について、担当職員が購入したように装ったものの、その実は「ヨウ素剤ゼロ」の状態が続いていたことを明らかにしました。
 
 安定ヨウ素剤は、甲状腺被ばくを防ぐために服用するもので、新潟県は県内全市町村に配備する方針ですが、期限の13月末までに調達できるめどがたたなかったため、男性職員が手続きを中断したのに書類で「購入済み」と報告したため、周囲もチェックできなかったというものです
 泉田裕彦知事は「不適切な事務処理で未調達があった。誠に遺憾で、深くおわびします」とのコメントを出しました。
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ヨウ素剤132万錠未配備 新潟県、職員が購入装う
東京新聞 2014年4月23日 
 新潟県は二十二日、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)の過酷事故に備え、二〇一二年度中に同原発から十~三十キロ圏の住民向けに配備予定だった安定ヨウ素剤約百三十二万錠について、担当職員が購入したように装い、「ヨウ素剤ゼロ」の状態が続いていたと発表した。
 安定ヨウ素剤は、甲状腺被ばくを防ぐために服用する。原子力規制委員会は東電福島第一原発事故を受け、一二年に配備する範囲を各原発の三十キロ圏に拡大した。
 新潟県は県内全市町村に配備する方針を示している。泉田裕彦知事は「不適切な事務処理で未調達があった。誠に遺憾で、深くおわびします」とのコメントを出した。
 新潟県によると、期限の一三年三月末までに調達できるめどがたたず、四十代男性職員が手続きを中断。書類で「購入済み」と報告したため、周囲もチェックできなかった。国から支払われた交付金約八百万円は返還する方針。職員は「事態が公になることが怖かった。ヨウ素剤に対して認識が甘かった」と説明しているという。
 このほか原発から十キロ圏に配備している十六万八千錠のうち、十四万錠が先月末に期限切れになっていたことも判明。柏崎市の指摘で、県が担当職員の過去の業務を調べたところ、十~三十キロ圏に配備されていないことも分かったという。
 購入予定だった約百三十二万錠は、防災用倉庫として使っている旧興農館高校(新潟市)に配備したとして、事務処理されていた。
 
 

2014年4月22日火曜日

次回の更新は24日になります

 
都合により次回の記事の更新は24日になります。
 
 
 

原発・放射能ニュース 2014.4..21~25

 電子版の各紙に載った原発と放射能に関するニュースを掲示します(但し公開の範囲)。長文の記事は書き出し部分に留めますので、全文はURLをクリックしてご覧ください(URL記載のないものは公開の全文です)。公開期限後表示されなくなった記事を読みたい方はコメント欄にお書き下さい。(返信欄に表示します)
 
4.25
 
井戸のくみ上げ再開 第1原発「地下水バイパス計画」福島民友ニュース
 東京電力福島第1原発の地下水バイパス計画で、東電の基準値を超える放射性トリチウム(三重水素)が検出されたため、くみ上げを停止していた専用井戸1本について東電は24日、運用を再開した。緊急的に2度にわたり実施した水の分析結果に続き、定例測定として22日に採取した分析結果も海に放出する基準値の1リットル当たり1500ベクレルを下回ったことを受けて再開を判断した。
  22日に採取した水の濃度は1リットル当たり1200ベクレルだった。東電の試算では、1200ベクレルの水と他の井戸11本の水を混ぜた全体の数値は同約220ベクレルまで下がる。東電は「個別の井戸と全体の試算数値の両面で基準値を下回ったため、再開することを決めた」としている。
 
野生コシアブラから基準超す放射性セシウム 高根沢(下野新聞)
 (栃木)県環境森林部は24日、高根沢町で採取した野生のコシアブラから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。同部は同町に対し、基準値を超えたコシアブラの出荷自粛と、採取の注意喚起を要請した。
 基準値を超えたのは、23日に採取された検体で240ベクレル。出荷前に検査を実施したため、流通はしていないという。
 
凍土壁の効果確認 廃炉カンパニー 実験結果を説明 (福島民報)
 東京電力福島第一原発の廃炉・汚染水対策を担う社内分社「福島第一廃炉推進カンパニー」の増田尚宏最高責任者(プレジデント)は24日、Jヴィレッジの福島復興本社で会見し、増え続ける汚染水対策の「凍土遮水壁」について、同原発内で実施した小規模実験で、遮水効果を確認したことを明らかにした。 
 東電側は6月に着工したい考えだが、原子力規制委員会は安全対策などの説明が不十分などとして認可していない。 
 東電は3月14日に10メートル4方で凍結を開始。土壌を凍らせる管を1メートル間隔で埋め込んだ。今月15日と23日には、土中の温度がマイナス10~同20度まで低下した。 
 凍土壁の内外で地下水をくみ上げたところ、内側は地下の水位が下がったが外側は変化がなく、水の行き来がないことを確認したという。経済産業省資源エネルギー庁は「実証実験レベルでは有効な対策といえる」と説明した。 (後略)
 
福島市の線量、毎時0.23マイクロシーベルト未満は2割福島民友ニュース)
 福島市は24日、市内全域で3月に実施した放射線量測定結果をまとめたマップを公表した。追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下となる目安となる毎時0.23マイクロシーベルト未満となっている地域は、全体の2割にとどまった。同市の住宅除染の進捗(しんちょく)率は3割(4月1日現在)にとどまっており、除染迅速化の必要性が浮き彫りとなった。
  市は19地区ごとの線量低減率も示し、昨年より最も低減したのは土湯温泉町地区で42.9%。一方、放射線が下がらなかったのは吾妻地区の24.4%だった。昨年と比べ線量の低減率が20%台にとどまった地区は5地区だった。
  市は、前回よりも測定区画を4区画増やした。住宅地などの「居住地」では500メートル四方、山間地は1キロ四方に分け、計920区画の3292地点で高さ1メートルの放射線量を測定した。
  線量マップ上で示した区画の平均値は毎時0.37マイクロシーベルトで、昨年3月と比べ0.19マイクロシーベルト、33.9%減少した。同市は線量が低減した要因として除染の実施のほか、放射性物質の自然減を挙げた。同日会見した小林香市長は「除染を進め、市民生活の安心感につなげたい」と述べた。
 
4.24
 
薬液供給弁が閉まったまま 「ALPS」水白濁、再停止原因(福島民友ニュース)
 (25日「福島原発 ALPS水不良の原因は超初歩的なミス」本文記事参照)
 
4.23
 
ヨウ素剤132万錠未配備 新潟県、職員が購入装う(東京新聞)
 (24日「ヨウ素剤未配備なのに新潟県職員が購入装う」本文記事参照)
 
内閣府請求15億円のみ 東電除染費1800億円肩代わり(東京新聞)
 福島第一原発事故による放射能汚染の除染費用をめぐり、内閣府の原子力被災者生活支援チームが東京電力に代わって支出した約千八百億円のうち、東電側に十五億円しか返済を求めていなかったことが分かった。支援チームの主体は東電を所管する経済産業省の職員。これまでに六百億円強の除染費用を請求した環境省とは対照的で、政府内部からも「東電に配慮しているのではないか」との批判が出ている。 (桐山純平)
 国の除染事業は、復興予算から国が立て替えて支払った後、東電側に請求する仕組みで、現在は環境省が担当している。内閣府の支援チームは除染特別措置法が施行される二〇一二年一月以前に予算化された事業を行っていた。
 支援チームは一一年、福島県内の市町村が行う除染費用として福島県に二千億円を基金として交付。このうち一一、一二年度に千七百十億円が使われた。また高濃度の地域などで国が主体となって行う除染にも、支援チームは百五十億円をこれまでに支払っている。
 
試運転再開2時間で停止 第一原発ALPS(福島民報)
 東京電力は、福島第一原発の汚染水から大半の放射性物質を取り除く多核種除去設備(ALPS)の3系統のうち、不具合で停止していたA系統の試運転を22日午後4時15分に再開したが、約2時間後に再び停止した。前回のトラブルと同様に、ポンプの出口で炭酸カルシウムが混じった白い水が出てきたため。東電はALPSの本格稼働の時期について「現時点では全く見通しが立たない」としている。 
 A系統は3月下旬、汚染水処理の過程で放射性物質を吸着する炭酸カルシウムなどが水に混じり濁るトラブルが発生。試運転を停止していた。東電は原因となったフィルターを交換し、22日午後4時15分、試運転を再開したが、同6時6分に再び停止する事態となった。東電が詳しい原因を調べている。 
 22日午後7時現在、3系統のうち、唯一、C系統が試運転を続けている。A、Bの2系統が停止中で、B系統の試運転再開は5月中旬になる見通し。 
 
4.22
 
苦渋 被ばく自力検査 福島県外は国費対象外(東京新聞)
 東京電力福島第一原発事故を受け、福島県以外の地域で、住民団体が被ばく検査を自主的に実施したり、自治体が支援したりする動きが広がっている。背景には、首都圏などでも局所的に空間放射線量が高い地域があるのに、福島県のように国費で被ばく検査する制度がないので自助努力せざるを得ないという、苦渋の現実がある。 (大野暢子(まさこ)、写真も)
 首都圏の母親や常総生協(茨城県守谷市)が、昨年九月「関東子ども健康調査支援基金」を設立。三百万円を出し合ってエコー検査機を購入し、茨城、千葉両県の公民館などで毎月、子どもの甲状腺検査を続けている。医師三人がボランティアで活動を支える。
 受検者から千円のカンパをもらうが、「郊外の会場でも、定員がすぐに埋まってしまう」と荻(おぎ)三枝子共同代表(60)。三月までに計八百十六人が受検した。
 
4.21
 
英・核廃棄物施設からの放射能漏れに警告(イラン・ジャパニーズ・ラジオ)
 (22日「英で核廃棄物施設から放射能漏れの危険性」本文記事参照)
 
原発:敷地狭いと事故対応困難(毎日新聞)
 東京電力福島第1原発で事故処理のための敷地が拡大し続け、既に国内16原発中13原発の敷地全体の面積を上回っている。福島第1は7、8号機の建設まで想定しており、敷地は東京ドーム75個分。事故前は9割以上が遊休地だったため、1日400トンずつ増える汚染水対策などの用地が確保できているのが現状だ。敷地が狭い原発で事故が起きれば対応できない可能性もあり、専門家は原発の敷地面積についても議論を始めるべきだと指摘する。