柏崎刈羽原発の再稼働について、県民の意見を聞く2回目の公聴会が27日に開かれ、一般公募や業界団体などから推薦された19人の公述人がオンラインで参加し意見を述べました。原発から30km圏内に位置する長岡市や見附市・十日町市などの住民も対象となりました。
県トラック協会推薦の長岡市の50代男性は「冬の避難経路をクリアにしないと道のりは険しい」と述べました。
小千谷市在住の主婦は、04年中越地震と07年中越沖地震の経験を踏まえ「予測できない震災が不安だ」と反対を表明しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【柏崎刈羽原発】再稼働に関する2回目の公聴会 19人の公述人が意見
UX新潟テレビ21 2025/7/27
柏崎刈羽原発の再稼働について、県民の意見を聞く2回目の公聴会が27日に開かれ、19人の公述人が意見を述べました。
今回の公聴会は、原発から30km圏内に位置する長岡市や見附市・十日町市などの住民も対象となりました。一般公募や業界団体などから推薦された合わせて19人がオンラインで参加し、今回は初めて氏名を公表して意見を述べる公述人もいました。
■条件付き賛成:南魚沼市 牧野晶市議
「原発1基稼働につき県民1人1人に年間20万円が支給されるのであれば、再稼働を容認するという『条件付き賛成』を表明します。」
■現段階では反対:新潟県観光協会推薦 十日町市60代男性
「風評被害については、観光業だけではなく農林水産業など幅広い業界に影響が出るものと思われます。」
■条件付き賛成:一般公募 長岡市40代男性
「電力供給のためには、再稼働は受け入れなければならないと私は考えております。」
公聴会は、花角知事が再稼働を判断するプロセスのひとつとしています。8月末までにあと3回開催される予定です。
【柏崎刈羽原発再稼働問題巡る公聴会】中越地域の住民ら参加、冬の事故への懸念相次ぐ メリット少なく「リスクばかり」との声も
新潟日報 2025/7/27
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題に関する新潟県主催の2回目の公聴会が27日、県庁などで開かれた。中越地域の市町村に在住・勤務している人を対象に計19人が参加。豪雪地帯であることから大雪と原発事故が重なる複合災害への懸念が相次いだ。原発のリスクと比べてメリットが少ないとの意見も多く上がった。
・柏崎刈羽原発再稼働への賛否交錯、県主催の初の公聴会
19人のうち、再稼働に賛成としたのは条件付きも含めて13人、反対が5人。1人は賛否は語らず、東電の信頼性などを挙げて「疑義がある」とした。
賛成と表明した出席者の中でも、冬の事故を懸念する意見が聞かれた。県トラック協会推薦の長岡市の50代男性は「冬の避難経路をクリアにしないと道のりは険しい」とし、県建設業...
(以下は会員専用記事のため非公開 残り370文字 全文:670文字)
柏崎刈羽原発の再稼働の是非 県民の多様な意見を聞く「公聴会」 長岡市や小千谷市などの住民が参加
TeNYテレビ新潟 2025/7/27
その是非をめぐって県民の多様な意見を聞くため、県は公聴会を開いています。2回目の27日は長岡市や小千谷市などから選ばれた19人が参加しました。
<長岡市在住・再稼働に賛成>
「社会的使命である電力を発生させて地元には経済的な恩恵を与えていただきたい」
<小千谷市在住・再稼働に反対>
「雪の積もる時期に避難準備区域に避難指示が出されたとき、津南町に向かって車を走らせるのは絶対不可能です」
公聴会は8月末にかけて続きます。
柏崎原発の再稼働に賛否割れ 住民意見聞く2回目公聴会
共同通信 2025年07月27日
新潟県は27日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関し、県民の意見を聞く公聴会を同県長岡市で開いた。花角英世知事が是非を判断する前に県民の意見を確認する方法の一つに挙げ、8月末まで県内5カ所で開き今回は2回目。市民ら19人が発言し「事故時に観光や農林水産業に悪影響がある」「電力の安定供給が大事」と賛否が割れた。
県農業協同組合中央会推薦で小千谷市在住の主婦は、04年中越地震と07年中越沖地震の経験を踏まえ「予測できない震災が不安だ」と反対を表明。県観光協会推薦の40代男性は、長岡市でホテルと温浴施設を経営しているとし「光熱費が大きい」と賛成意見を述べた。