2025年10月6日月曜日

原子力防災訓練 3万人あまりが避難手順など確認 外国人住民が初めて参加【佐賀】ほか

 玄海原発4号機で地震による重大事故が発生したと想定した原子力防災訓練が行われ、佐賀県内では3万人あまりが参加しました。外国人を含めた住民避難も初めて実施されミャンマー人3人が小城市に退避しまし
 訓練は佐賀・福岡・長崎の3県などが主催しました。
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県原子力防災訓練 3万人あまりが避難手順など確認 外国人住民が初めて参加
                        佐賀テレビ 2025年10月5日
玄海原子力発電所での重大事故を想定した原子力防災訓練が行われ、県内では3万人あまりが参加しました
今年の原子力防災訓練は、地震の影響で玄海原発の炉心を冷却する機能が失われたという想定で行われ、初めてQRコードを用いた避難住民の受付を行ったほか、外国人の住人が参加しました。
【玄海町在住 ミャンマー人】
「安心して安全な避難ができるかなと思いました。ミャンマー語で通訳しているパンフレットみたいなのも用意してたので、大丈夫と思います
また、唐津市の離島、向島では、初めて海上自衛隊のヘリコプターを利用した訓練が行われました。県内では82の関係機関に加え、およそ2万9000人の住民、合わせて3万人あまりが避難の手順などを確認しました。


原発事故訓練で外国人避難 居住増加受け、佐賀・玄海
                            共同通信 2025/10/5
 佐賀県玄海町の九州電力玄海原発4号機地震による重大事故が発生したと想定した防災訓練が5日、行われた。県内に住む外国人が増えているのを踏まえ、外国人を含めた住民避難も初めて実施され、ミャンマー人3人が小城市に退避した
 午前7時ごろ、唐津市北部を震源とする地震が発生し、玄海町で震度6弱を観測、4号機が原子炉の冷却機能を失ったと想定。県は災害対策本部を設置し、国や隣の福岡、長崎両県とテレビ会議で情報共有した。九電は玄海原発に対策本部を設け、社員らが事故収束に向け対応を協議した。
 玄海町の住民の避難先となる小城市の施設には、34人が到着した。


玄海原発で原子力防災訓練 九州電力が公開
                         九州朝日放送 2025/10/5
佐賀県の玄海原子力発電所で、大地震後の原子力災害を想定した訓練を九州電力が公開しました。
訓練は佐賀・福岡・長崎の3県などが主催。
玄海町で震度6弱の地震が起き、玄海原発4号機で原子炉の冷却水が漏れて全ての電源が喪失、原子炉の炉心が損傷して原発敷地内の放射線量が上昇したという想定で行われました。
九州電力は4号機から700メートル余り離れた緊急時対策棟で、対策本部の対応を公開。
県などへの事故の状況連絡や、事故を収束させる活動の指示などにあたりました。
玄海原発ではこのほか、作業員の避難誘導や、火災の対応、周辺地域では住民が避難する訓練も実施されたということです。