東京電力が柏崎刈羽原発のうち1~5号機の一部の廃炉を検討していることを、小早川智明社長が16日に新潟県議会に参考人として招致されるのを機に、検討開始を表明する見通しということです。これは原発再稼働の条件として桜井雅浩市長が要求していたものです。
「規制庁・規制委員会を監視する新潟の会」は7日、県議会が経産省資源エネルギー庁の村瀬佳史長官らを16日に参考人招致する経緯の説明が不十分だとして、説明を求める要望書を青柳正司議長ら宛てに提出しました。
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柏崎原発、廃炉検討表明へ 6、7号機再稼働が前提
共同通信 2025/10/9
東京電力が、全7基が停止している柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)のうち1~5号機の一部の廃炉を検討していることが8日、関係者への取材で分かった。原子力規制委員会の審査に合格した6、7号機が再稼働することを前提として、近く表明する方向で調整する。正式に決定すれば同原発では初の廃炉となる。
新潟県議会は同原発の再稼働を巡り、16日に経済産業省資源エネルギー庁長官や東電関係者らを参考人として招致している。関係者によると、東電は小早川智明社長が出席して一部廃炉の検討開始を表明する見通し。廃炉の対象は1、2号機を軸に検討しているという。
東電は新潟県に対し、地域振興などに活用できる基金の設置も提案する方針。東電側が基金の原資を提供することを想定する。6、7号機再稼働の地元同意を得る狙いで、1千億円規模になる可能性がある。
柏崎刈羽原発の総出力は821万2千キロワットで世界最大規模。東北電力と共同開発した1号機は1985年に運転を始め、7基で最も古い。
東京電力が柏崎刈羽原発の一部廃炉検討表明へ 16日にも県議会で…再稼働が前提、1・2号機が軸 県に基金設置も提案へ
新潟日報 2025/10/9
東京電力が、全7基が停止している柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)のうち1〜5号機の一部の廃炉を検討していることが8日、関係者への取材で分かった。原子力規制委員会の審査に合格した6、7号機が再稼働することを前提として、近く表明する方向で調整する。正式に決定すれば同原発では初の廃炉となる。
新潟県議会は同原発の再稼働を巡り、16日に経済産業省資源エネルギー庁長官や東電関係者らを参考人として招致している。関係者によると、東電は...
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資源エネルギー庁長官の参考人招致の経緯説明不足を指摘 県議会に市民団体が説明を要望
新潟日報 2025/10/9
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対する市民団体は7日、県議会が経済産業省資源エネルギー庁の村瀬佳史長官らを16日に参考人招致するのは経緯の説明が不十分だとして、説明を求める要望書を青柳正司議長ら宛てに提出した。
要望書は「規制庁・規制委員会を監視する新潟の会」(桑原三恵代表)など県内21団体の連名。9月定例会開会前日に村瀬長官が県議会に出席を申し出たのは議会運営軽視だなどと批判。議会運営委員会がどう対応したのか詳細な回答を求めた。
桑原代表は「私たちの疑問を残したまま、参考人招致が行われないようにしてほしい」と訴えた。