東京大と原子力災害伝承館による共同研究フォーラムは4日、福島県双葉町産業交流センターで開かれ、東京大の活動プログラムに参加した学生が、東日本大震災と福島第1原発事故の被災地の産業や教育などをテーマにした研究成果を発表しました。
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東京大と伝承館による共同研究フォーラム 学生が「被災地の産業や教育」テーマに研究成果を発表 福島県双葉町
福島民報 2025/10/05
東京大と東日本大震災・原子力災害伝承館による共同研究フォーラムは4日、福島県双葉町産業交流センターで開かれた。東京大の活動プログラムに参加した学生が、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地の産業や教育などをテーマにした研究成果を発表した。
プログラムは東京大を中心とした学生ら約20人が「帰還困難区域の『街づくり』を考える。」を主題として活動した。テーマごとに原発事故に伴う帰還困難区域が設定された富岡、大熊、双葉、浪江4町の自治体や事業者への聞き取り調査などを行い、地域発展につながるアイデアを考えた。東大大学院情報学環の開沼博准教授(伝承館上級研究員)らがアドバイザーを務めた。
産業をテーマにしたグループは、富岡、双葉両町の産業団地や産業拠点の現状を紹介。立地する企業の業種の違いを分析し、地域の未来像を考えた。(相双版)
【参考用】福島県いわき市で合宿 東京大自転車部 地域住民と交流 震災からの復興やまちづくりに理解深める
福島民報 2025/10/05
東京大の自転車部は9月28日から30日まで、合宿で福島県いわき市を訪れた。29日、宿泊先のいわき新舞子ハイツで、同市江名の地域住民でつくる団体「江名の町再生プロジェクト(坂本勝吉会長)」のメンバーとの交流会に出席し、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故後の復興やまちづくりについて理解を深めた。
自転車合宿の誘致を通して地域の魅力を発信し、交流人口拡大などを目指す県いわき地方振興局の「〝合宿〟による若者と地域のつながりづくり推進事業」の一環。自転車部の6人が、同プロジェクト事務局長の笹川亮さんらから地域の歴史や復興の歩み、地域振興に関する取り組みなどを聞いた。
引き続き、地域活性化などについて意見を交わした。学生からは移住や定住に向けて、他の地域との差別化をどう図るか、自転車による町おこしを進める上で、ライトユーザー向けの情報発信強化などのアイデアが挙がった。
同大自転車部は2023(令和5)年から3年連続で市内に合宿で訪れており、今年はいわき平競輪場を中心に練習に励んだ。(いわき版)