2025年10月9日木曜日

県民意識調査 東京電力への不安が示される 柏崎市長「県民の不安払しょくを」

 原発再稼働をめぐる県民の意識調査では「再稼働の条件は現状で整っている」という問いに対し、「そうは思わない」と答えた人の割合が過半数を超えたことについて、桜井雅浩柏崎市長は、「原発1号機の電気が過去において24年間新潟県に供給されていたという事実をほとんど知らない。こういった事実を少なくとも書いてほしかった」と述べました。
 なお、調査人数が原発から30キロ圏内の地域が全体の3分の2を占めたのは、関係市町村からの要望を踏まえた結果だということです。
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県民意識調査柏崎市長「県民の不安払しょくを」
                        TeNYテレビ新潟 2025/10/7
柏崎刈羽原発の再稼働をめぐる議論が県議会で続いています。10月発表された「県民意識調査」の中間報告では東京電力への不安が示され、柏崎市の桜井雅浩市長はそれを「払しょくしてほしい」と述べました。
9月行われた原発再稼働をめぐる意識調査は県民6800人余りから回答を得ました。中間報告によると、「再稼働の条件は現状で整っている」という問いに対し、「そうは思わない」と答えた人の割合は過半数を超えます
条件付きで再稼働を容認する柏崎市の市長は、この結果に。
〈柏崎市 桜井雅浩市長
原発1号機の電気が過去において24年間新潟県に供給されていたという事実をほとんど知らないこういった事実を少なくとも書いてほしかった」
「地元の同意」が焦点となる柏崎刈羽原発の再稼働問題。「県民意識調査」は花角知事が是非を判断する材料のひとつとなります。
調査人数は原発から30キロ圏内の地域が全体の3分の2を占め、市町村からの要望を踏まえた結果だといいます。
原子力安全対策課 金子信之課長
PAZ、UPZの市町村からはそれぞれの市町村単位で統計上優位な数になるように数を増やして追加してほしいというご要望がございました」
原発を運転する東電への不安も示された県民意識調査。10月16日に東京電力の関係者が県議会に参考人招致されることを受け、桜井市長はこのように述べました。
〈柏崎市 桜井雅浩市長
「そういった表に出ている数字に対応して、県民の皆さんから不信感もしくは不安に対する思いを払拭ような決意・取り組みをお話しいただきたい」
県によると、県民意識調査の最終報告は、10月の末以降に示されるということです。