浜岡原発の基準地震動捏造の事案に関する御前崎市佐倉地区住民説明会に住民ら109人が参加し、「正しく計算された地震データを知りたい」などの意見が出されました。正しいデータを求めることが全ての原点になるので、中部電力はまずこの点を再確認すべきです。住民からは「不正の動機の解明が不十分」という指摘も上がりました。
「脱原発をめざす首長会議」は浜岡原発を視察し、記者会見で「見通しのつかない再稼働を断念し、3~5号機の廃炉を一日も早く決定すべきだ」との緊急声明を発表しました。
浜岡原発で保管されている使用済み核燃料などについて県と静岡県御前崎市が安全性を確認するため現場点検を実施しました。
23日、浜岡原発で保管されている使用済み核燃料などについて県と静岡県御前崎市が安全性を確認するため現場点検を実施しました。この日の点検では使用済み核燃料や原子炉などを冷却するために必要な海水を送り出すモーターの稼働状況などを確認しました。
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【データ不正問題】中部電力が御前崎市佐倉で説明会 住民は「正しいデータを知りたい」(静岡)
静岡第一テレビ 2026/10/24
浜岡原発に関する不祥事が相次いだことを受け、中部電力は立地する御前崎市佐倉地区で住民説明会を開きました。
23日夜に開かれた説明会には、住民ら109人が参加しました。
(中部電力 豊田哲也原子力本部長)
「地域の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしていることについて深くお詫び申し上げます。申し訳ございません」
説明会は冒頭のみ公開され、中部電力のデータ不正などの説明に対して、住民からは「正しく計算された地震データを知りたい」などの意見が出たということです。
(出席した住民)
「質問した方の意見も通っているし、中電も誠実に答えていたと思います」
(出席した住民)
「経営陣が来ると思ったんですよ。こういう内容でやってしまいましたというのが聞けると思ったが、それが全くなかったので」
終了後、豊田原子力本部長は「簡単に信頼は回復しないのでひとつずつ対策を積み重ねていきたい」と述べました。
浜岡原発のデータ不正、「動機解明が不十分」 中部電力の説明に住民
朝日新聞 2026/10/25
中部電力は23日、浜岡原発(御前崎市)の基準地震動をめぐるデータ不正と廃炉工事費用の不正請求について、原発が立地する同市佐倉地区の住民向けの説明会を開いた。調査結果や再発防止策を説明したが、地元からは不正の動機の解明が不十分という指摘や、長期停止による地域経済への影響を心配する声が上がった。
説明会は地元の佐倉地区対策協議会(佐対協)が求めていたもので、同地区では2月以来2回目。質疑応答は非公開だった。
冒頭、豊田哲也・原子力本部長が「信頼を裏切る結果になったことを極めて重く受け止めている」と陳謝した。浜岡地域事務所を発電所の敷地外に移す方針なども示した。
終了後、佐対協の漢人政夫会長は、不正の動機についての説明は「不十分だと思う」と述べた。再稼働の見通しが立たない現状についても「経済も含めて、いつまでどうなるのか。生活に直接響く」とし、「(発電所と)一緒にやってきた中で、ずっと止まるのは非常に困る」と懸念を示した。
参加した70代の男性は「簡単に廃炉にすればいいとか、原発反対だとかいう意見ではない。今まで以上にしっかりと管理をしていってもらえればありがたい」と話した。(長橋亮文、戸村登)
浜岡原発「1日も早く廃炉を」 脱原発首長会議が視察、声明
共同通信 2026/10/24
全国の市区町村長経験者らでつくる「脱原発をめざす首長会議」は24日、中部電力のデータ不正問題を受け、浜岡原発(静岡県御前崎市)を視察した。視察後に開いた記者会見で「見通しのつかない再稼働を断念し、3~5号機の廃炉を一日も早く決定すべきだ」との緊急声明を発表した。
視察は非公開で、福島県南相馬市の桜井勝延元市長ら6人が参加。原発の概要説明を受けた後、防潮堤などの安全対策設備を約1時間にわたって見学した。
桜井氏は会見で東日本大震災を振り返り「自分と家族の命を守るために市民は避難させられた。稼働に避難計画を必要とすること自体が問題だ」と主張。元東京都小金井市長の佐藤和雄事務局長は「震災直後に(全国の首長らが)抱えた原発への危機感が薄れていることも課題だ」と語った。
「燃料がある限りは安全確保を」データ不正問題で揺れる浜岡原発 静岡県と御前崎市が安全性確認のため現場点検
静岡放送(SBS) 2026/10/23
浜岡原発で保管されている使用済み核燃料などについて県と静岡県御前崎市が安全性を確認するため現場点検を実施しました。
10月23日の点検では使用済み核燃料や原子炉などを冷却するために必要な海水を送り出すモーターの稼働状況などを確認しました。
浜岡原発をめぐっては中部電力が再稼働審査の中でデータを不正に操作していたことが明らかになっていて、県と御前崎市は定期点検の対象を拡大しています。
<静岡県危機管理部 大嶋文彦理事>
「燃料がある限りは安全確保を図っていかなければならない。県としては御前崎市と合同で安全確保をしっかり取り組んでいきたい」
中部電力は23日午後7時から浜岡原発が立地する佐倉地区の住民に説明会を実施する予定です。