2018年3月26日月曜日

三菱商事が英蘭で大型風力発電に参画

 三菱商事は英国とオランダで大型の洋上風力発電所の株を33~30%取得し経営に参画します
 同商事は洋上風力の発送電の知見を積み将来のアジアや日本への展開を狙います

 洋上風力発電は欧州で普及期に入っています。欧州の海上は風が安定していることもあり発電所の稼働率5割近くです。
 風力発電機の大型化が進コスト低下しました。英・モーレイ風発の発電コストは1キロワット時当たり10円以下見通しで、原発のコストを大きく下回ります
 風力発電は太陽光よりも出力が安定してい基幹電源として適すると言われています。~~~~~~~~~~~~~~~~~~
三菱商事、英蘭で大型風力発電 原発1.5基分
発電コストも低下 総事業費6500億円
日本経済新聞 2018年3月26日
 三菱商事は英国とオランダで大型の洋上風力発電所に参画する。2カ所の合計発電容量は165万キロワットと、1基の平均出力が100万キロワットある原子力発電所1.5基分にあたる。総事業費は6500億円。発電機の大型化でコストも低下し欧州では洋上風力が基幹電源になる見通し。三菱商事は洋上風力の発送電の知見を積み将来のアジアや日本への展開を狙う。

 スペインの再生可能エネルギー大手EDPリニューアブルから英洋上風力発電所モーレイイーストの株式を33.4%取得することで合意した。
 モーレイはスコットランド沖、約22キロメートルの海上で95万キロワットの洋上風力発電所を2022年の運転開始を目指し開発中。1基当たり8000~9000キロワットの大型の発電機を100本超使用する予定で、世界最大級の洋上風力発電所になる。

 オランダでも70万キロワットの洋上風力発電所ボルセレの株式30%を入札で取得した。20年の運転開始を目指して開発を進めている。
(後 略)