2019年12月4日水曜日

トリチウム汚染水の海洋放出は“緩慢な殺人”西尾正道・がんセンター院長

 東電のみならず政府(経産省)までも福島第1原発で増え続けるトリチウム含有水を海に放流しようとしています。経産省は貯留された汚染水を1年間で海洋や大気に全量放出しても、年間被ばく線量に比べ約1600分の1~約4万分の1にとどまるとして「影響は十分に小さい」との評価を政府の小委員会に示しました。
 まずトリチウムによる放射能は弱いということを盛んに強調しておいてから、今度は地球上の海水でそれを希釈すればとか、大気で希釈されればという議論を展開するわけです。
 福島原発で保有されているトリチウムの総量は860兆ベクレルと推定されています。それだけの莫大な放射能でも、海水なり大気なりで希釈されれば驚くほど低くなってしまうのは当然のことです。
 これまで水質汚濁防止法や大気汚染防止法で、海水や大気で希釈された値で論じたケースは皆無です。全て工場排水口や煙突の排気口で規制しています。それを何故、放射能だけは希釈後の値を基準に論じられるというのでしょうか。

 トリチウムの害悪を放射線レベルで論じようというのもまた大いなる誤りです。何よりも先ずトリチウムは水素として細胞に取り込まれて長く体内に留まり内部被曝させます。DNAの中にも入り込み、二重らせん構造を結合させる水素として取り込まれると、トリチウムがベータ崩壊してヘリウムに変わった時点で結合力がなくなるので、DNAは不完全なものになります。この点を無視して放射線量を論じるのは欺瞞です。
 
 日刊ゲンダイが、トリチウムの害悪を強調する北海道がんセンターの西尾正道・名誉院長に「注目の人 直撃インタビュー」を行いました。
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注目の人 直撃インタビュー
西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”
日刊ゲンダイ 2019/12/02
 最近はすっかり“安全運転”になっている小泉進次郎環境相だが、就任直後、まず発言に窮したのが福島第1原発の汚染水問題だった。前任大臣が離任直前「海洋放出しかない」と“宿題”を投げ、小泉氏の見解に注目が集まったのだ。敷地内での保管に限界が迫り、海洋放出論は加速している。これに強く警鐘を鳴らすのが、内部被曝を利用したがんの放射線治療に長年携わってきた医師で北海道がんセンター名誉院長の西尾正道さん。がんと核をめぐる闇を語った。
◇   ◇   ◇
 ――放射能汚染水の処理について海に投棄されれば希釈されて大丈夫だという声もありますが反対の立場ですね。
 大量の汚染水は貯蔵の限界に迫っています。汚染水放出について、国の有識者会議は5つの処分方法を提示しています。費用は34億円から3976億円の幅がありますが、一番安価なのが海洋放出。だから海洋放出をしようとしているわけです。しかし、廃炉が決まった福島第2原発の敷地は広大に空いていますから、そちらに大きなタンクを造り貯蔵すればよいのです。

 ――自然界にも放射性物質はあるから、放出は安全だという声もあります。
 自然界の放射性物質はもともとごく微量で、ほとんどが大気中核実験や原発稼働によって自然界が汚染されて急増したものです。このため放射性物質であるトリチウム(三重水素)は1950年の約1000倍の濃度になっています。汚染水に大量のトリチウムが含まれるから危険なのです。

 ――どのように危険なのでしょうか。
 トリチウム(半減期は12・3年)はベータ線を出しヘリウムに変わりますが、水素としての体内動態を取ります。細胞内の核の中にも水素として入り放射線を出します。このため、低濃度でも人間のリンパ球に染色体異常を起こすと、74年の日本放射線影響学会で報告されています。ドイツでも原発周辺のがんと白血病の調査をして、子どもに影響があると結果が出ています。
 カナダでもトリチウムを大量に排出する重水炉型原発の周辺で小児白血病の増加、新生児死亡の増加、ダウン症などの健康被害が報告されました。米国でも原発立地地域では乳がんが多い。トリチウムは脂肪組織での残留時間が長いためです。これらは統計的にも有意です。原発から近いほど濃度が高いのです。

 ――稼働させているだけで放射性物質が放出されれば原発はクリーンエネルギーとはいえませんね。
 日本でも全国一トリチウム放出量が多い佐賀県の玄海原発の稼働後に、白血病死亡率が高まりました。北海道でも泊原発のある泊村は原発稼働後数年して、がん死亡率が道内市区町村でトップになりました。加圧水型原子炉はトリチウムの排出量が多いからです。ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんも2003年に「トリチウムを燃料とする核融合はきわめて危険で、中止してほしい」という嘆願書を当時の小泉純一郎首相に提出しています。

■DNAに取り込まれ内部被曝が続く
 ――トリチウム被曝はどのようなメカニズムで人体に影響するのですか。
 まず内部被曝は、取り込まれた放射性物質の周囲の細胞だけを被曝させます。トリチウムのベータ線は体内で約10マイクロメートル(0・01ミリ)の距離しか届きませんが、トリチウムは水素として細胞に取り込まれて内部被曝させます。体内の有機物と結合して有機結合型トリチウムになり、排泄が遅くなり、体内に長くとどまります。
 DNA(デオキシリボ核酸)の中にも入り込み、また遺伝情報を持つDNAを構成している塩基の化学構造式の中にも水素として取り込まれ、ベータ線を出してヘリウムに変われば塩基の化学構造式を変化させ、健康被害につながります。また、遺伝情報を持つDNAの二重らせん構造は4つの塩基で構成されていますが、この二重らせん構造は水素結合力でつながっているので、水素として取り込まれたトリチウムがヘリウムに変われば水素結合力も失われます。

 ――化学構造式まで変える特異な放射性物質だと。これまでトリチウムの内部被曝についてあまり耳にしませんでした。
 目薬も全身ではなく目に滴下するから効くわけです。同様に放射線は当たった細胞や部位にしか影響しません。放射性微粒子が鼻腔内に付着すれば鼻血の原因にもなるのです。内部被曝の放射線量をまったく当たっていない部位まで含めて全身化換算してシーベルト(Sv)で評価するICRP(国際放射線防護委員会)理論では、内部被曝の数値は超極小化されてしまって、内部被曝の人体影響は評価できません。

 ――内部被曝がピンポイントで被曝することをICRPは誤読させている。
 原爆製造のマンハッタン計画に関わった核物理学者を中心につくられたNCRP(米国放射線防護審議会)が、衣替えをして1950年に設立したのがICRPなのです。ICRPは内部被曝に関する審議を打ち切り、内部被曝を隠蔽・軽視し、原子力政策を推進してきました。ICRPは国際的な原子力推進勢力から膨大な資金援助を受けてきた民間のNPO団体に過ぎませんが、その報告をもとに各国はさまざまな対応をしてきました。実証性のないエセ科学にもかかわらず。 

このままでは日本人の3分の2ががん患者

 ――日本はどうでしょう。
 日本政府もトリチウムが危険だとわかっているからこそ隠してきました。米国は広島・長崎の原爆投下後も残留放射線や内部被曝はないとし、その後の歴史は内部被曝を隠蔽・軽視する姿勢が続いています。がんは50年ごろから世界中で増えています。がんは生活習慣病ではなく生活環境病なのです。
 日本では40歳代から死因のトップががん死となりました。このままいけば日本人の3分の2ががんに罹患するでしょう。これからの日本社会は放射線被曝だけではなく、農薬の残留基準値も世界一緩いデタラメな対応と遺伝子組み換え食品の普及による多重複合汚染の生活環境により、健康が損なわれると思います。

■科学には表と裏、光と影がある

 ――現代版「複合汚染」による健康被害があると。
 それにトリチウムの排出規制基準も日本は異常に緩く、日本の飲料水基準は1リットル当たり6万ベクレルです。これは日本で最初に稼働した福島第1原発が年間20兆ベクレルのトリチウムを排出していたことから、国は放出基準を22兆ベクレルとしました。それが理由で、医学的な根拠はまったくありません。
 ちなみにWHO(世界保健機関)が1万ベクレルで、米国が740ベクレルです。日本政府は「小学生のための放射線副読本」でも放射性物質は人体への影響はないと嘘の安全・安心神話をばらまいていますが、国民はICRPのフェイクサイエンスとデタラメな行政の催眠術から目を覚ますべきです。

 ――汚染水が海洋放出されると内部被曝はさらに悪化しますね。
 トリチウムは食物連鎖で次々に生物濃縮します。動物実験で母乳を通して子どもに残留することも報告されています。処理コストが安いからといって海洋放出することは人類に対する緩慢な殺人行為です。

 ――原発敷地内にたまってしまった汚染水の解決方法はありますか。
 汚染水からトリチウムを分離する技術を近畿大学が特許申請中で、それが実現すれば海に流すことができます。汚染水の原因となっているメルトダウンをロボットを使用して処理しようとしていますが、ロボットのCPUも高線量が当たれば壊れます。最終的にはチェルノブイリ原発と同様に原子炉全体を箱に入れるように覆う石棺化しかありません。

 ――自著の「患者よ、がんと賢く闘え!」では、放射線の光と闇について書かれていますね。
 放射線治療はまさに放射線の光の世界です。しかし、医学部教育の問題もあり、医師もよく理解していません。放射線の治療と診断はまったく別領域なのに、日本では診断学と治療学に講座が分かれている医学部は3分の1しかありません。
 結果として日本のがん治療では放射線治療が上手に使用されていません。そのため放射線治療の啓発のために私は「市民のためのがん治療の会」という患者会活動を支援しています。科学や情報には常に表と裏、光と影が存在します。一番大切なことは科学的に議論をしていくことではないでしょうか。
(聞き手=平井康嗣/日刊ゲンダイ)

▽にしお・まさみち 1947年、函館市生まれ。札幌医科大学卒業後、国立札幌病院・北海道地方がんセンター(現北海道がんセンター)放射線科に勤務、約40年間がん治療の現場で放射線治療を続ける。2013年4月から現職。「市民のためのがん治療の会」を主宰。07年北海道医師会賞、北海道知事賞受賞。医学領域の専門学術論文など著書多数。 

双葉町と大熊町の避難指示区域一部解除についての説明会終了

 全町避難している福島県双葉町が、来春を目指す一部区域の避難指示先行解除に向け、県内外11カ所で開いた町政懇談会が30日、終了しました。伊沢町長は終了後、「おおむね住民の理解を得られた」との認識を示しました。

 同じく福島県大熊町は1日まで2日間の日程で、帰還困難区域のうち、本年度内のJR常磐線全線再開に合わせた大野駅周辺の避難指示解除などに関し、住民説明会を開きました。吉田町長は終了後「おおむね町民に理解されたと思う」と述べました。
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双葉の一部避難指示先行解除方針 町長「おおむね理解得られた」 町政懇談会が終了
河北新報 2019年12月01日
 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町が、来春を目指す一部区域の避難指示先行解除に向け、県内外11カ所で開いた町政懇談会が30日、終了した。伊沢史朗町長は終了後、「おおむね住民の理解を得られた」との認識を示した。
 先行解除を計画するのは北東部の避難指示解除準備区域とJR双葉駅前の一部区域など。町は町民から出た意見を町議会に今月中に報告して協議した上で、解除の可否を判断する。
 30日は町民が多く暮らすいわき市勿来町の災害公営住宅の集会所であり、約70人が出席。町と国が放射線量の低減状況などを説明した。
 町内の中間貯蔵施設で受け入れる除染廃棄物の県外最終処分や医療機能復旧の見通しなどに関する質疑があったが、先行解除に関する内容は少なかった。
 町は先行解除時の町民の居住を想定していない。居住再開は、帰還困難区域に整備中の特定復興再生拠点全域の解除目標とする2022年春を見込む。


福島・大熊町、避難解除と規制緩和案で説明会 「町民、おおむね理解」
河北新報 2019年12月02日
 福島県大熊町は1日まで2日間の日程で、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域のうち、本年度内のJR常磐線全線再開に合わせた大野駅周辺の避難指示解除と特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部立ち入り規制緩和に関し、住民説明会を開いた。吉田淳町長は終了後「おおむね町民に理解されたと思う」と述べた。
 説明会はいわき、会津若松、郡山各市で開き、町民計約140人が参加。国の担当者は「大野駅周辺は避難指示解除の要件を満たしている。先行的に避難解除するとともに、立ち入り規制も一部地区で緩和し復興を進めることが必要だ」との考えを示した。
 町民からは明確な反対はなく、放射能に対する不安を訴える意見が出た。町からは追加除染の実施を国に働き掛けるといった対応の説明があった。
 町は町議会に状況を報告した上で、国と具体的な解除日などを協議する。

04- 福島原発デブリ搬出 段階的に拡大し1日数キロへ

 東電は、2号機のデブリの取り出しをまず1グラム程度を試験的に数回取り出した後、搬出量を1日当たり数キロにまで段階的に拡大し、数年間搬出を続ける工程を検討しています。
 それとは別に1~6号機全基で使用済み核燃料プールに残る燃料計4741体を、2031年までに搬出完了を目指すとしています。
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福島第1原発、デブリ搬出を検討 段階的に拡大、1日数キロへ
共同通信 2019/12/3
 福島第1原発2号機で2021年中に開始予定の溶融核燃料(デブリ)取り出しに関し、政府と東京電力が、まず1グラム程度を試験的に数回取り出した後、搬出量を1日当たり数キロにまで段階的に拡大し、数年間搬出を続ける工程を検討していることが2日、関係者への取材で分かった。
 デブリ搬出の量や期間に関する具体的な検討内容が明らかになるのは初めて。ただ、形状や堆積範囲など未解明な点も多く、全量搬出への作業は困難を極めそうだ。デブリは2号機だけで237トン、1~3号機では計880トンに上るとの推計もある。


デブリ取り出しは2号機から着手 使用済み燃料、31年までに搬出
共同通信 2019/12/2
 政府は2日、東京電力福島第1原発の廃炉・汚染水対策チームの会合で、廃炉に向けた工程表「中長期ロードマップ」の改定案を示し、廃炉作業の最難関とされる溶融核燃料(デブリ)の取り出しを2号機から始める方針を正式に明記した。2031年までに1~6号機全基で、使用済み核燃料プールに残る燃料計4741体の搬出完了を目指すことも盛り込んだ。
 改定は5回目。事故から30~40年後とする廃炉完了目標は維持した。今後、各工程を精査して正式決定する。プール燃料全ての搬出完了時期を設定するのは初めてだが、これまで作業の中断、遅れが相次いでおり、順調に進むかどうかは不透明だ。

2019年12月1日日曜日

福島第1原発 デブリ回収は2号機から

 東電は福島第1原発1~3号機の溶融核燃料(デブリ)の取り出しを、一番条件の良い2号機から実施する方針を固めました。取り出しの工法は今後詰めますが、ロボットアームの使用を検討しています。
 工程表によれば19年度にデブリを取り出す初号機と工法を確定し、21年内に作業を開始することになっています。
 廃炉完了までの期間は、当初予定通り「冷温停止から30~40年後」との目標を堅持するとしています。
お知らせ
転倒して左手首を痛めましたので、2日と3日の記事の更新は中止させていただきます。
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第一原発デブリ回収2号機から 政府、東電方針
福島民報 2019/11/28
 政府と東京電力は福島第一原発1~3号機の原子炉格納容器内にある溶融核燃料(デブリ)の取り出しを2号機から実施する方針を固めた。二〇一九年度中に改定する廃炉工程表「中長期ロードマップ」に明記し、具体的な作業に入る見通し。2号機でデブリとみられる堆積物への接触に成功するなど調査が進んでいる現状や原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)による技術提言を踏まえ、判断したとみられる。

 取り出しの工法は今後詰める。政府、東電はロボットアームの使用を検討しており、装置の開発を進めた上で具体化させる。作業上のリスクを最小限に抑えるため小型のデブリから開始し、新たな安全確保など追加対策をした上で段階的に取り出し量を増やす考え。
 NDFは九月に二〇一九年度版の「技術戦略プラン」を公表。内部調査でデブリとみられる堆積物を動かせると確認した点や、格納容器の壁に穴を開けずに安全に作業できる点などを評価し、2号機からの取り出し開始が適切と明記していた。
 現行のロードマップは、二〇一九年度にデブリを取り出す初号機と工法を確定し、二〇二一(令和三)年内に作業を開始するとの目標を掲げており、初号機決定の期限が迫っている。

■復興と廃炉両立大原則
 今回のロードマップの改定では、福島第一原発周辺地域への住民帰還が進んでいる現状を踏まえ、新たな風評や住民の不安につながらないよう「復興と廃炉の両立」を大原則に打ち出す。リスクの早期低減や安全確保を最優先する方針を盛り込む。

 具体策としては、2号機の使用済み核燃料プールからの核燃料取り出しで、ダスト飛散を抑制する工法を採用する。また、当面十年程度の廃炉作業の工程を精査し、全体の効率性を高める考えだ。
 廃炉完了までの期間は、当初から掲げている「冷温停止から三十~四十年後」との目標を堅持する。
 ロードマップは政府と東電が二〇一一(平成二十三)年十二月に策定した。廃炉・汚染水対策の進捗(しんちょく)捗を踏まえ、前回の二〇一七年九月までに四回改定している。

柏崎刈羽原発電源盤火災 部品の劣化が原因 

 10月18日に柏崎刈羽原発の補助ボイラー建屋で電源盤を焼いた火災は、電源盤内部の部品が劣化し、電源のオン、オフの切り替えがスムーズにゆかず、他の部品への通電状態が長く続いたためと分かりました。作動不良を起こした部品は30年以上前に製造されたものでした。
    (関連記事)
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電源盤火災、部品の劣化が原因 柏崎刈羽原発
新潟日報 2019/11/29
 東京電力は28日、10月18日に新潟県の柏崎刈羽原発の補助ボイラー建屋で電源盤を焼いた火災について、電源盤内部の部品の劣化が原因だったと発表した。

 火災は電源盤の点検作業後、電源を復旧させた際に発生した。東電によると、電源のオン、オフを切り替える機器の部品が経年劣化でスムーズに動かなかったため、他の部品への通電状態が長く続き、発火した。
 機器は1987年製で、耐用年数は定められていなかった。電源盤の点検は定期的に行われ、異常は確認されていなかった。

 東電は「構内の他の電源盤についても確認し、必要な対策を講じたい」としている。

島根原発2号機 次に合格判断か

島根原発2号機、次に合格判断か 原子力規制委員長が見解
共同通信 2019/11/30
 原子力規制委員会の更田豊志委員長は30日、中国電力島根原発(松江市)を訪れ、安全対策などを視察した。27日に東北電力女川原発2号機(宮城県)が再稼働に必要な審査に事実上合格しており、更田氏は視察後、記者団の取材に、女川2号機の次は、島根2号機の合格判断をすることになるとの見通しを示した。
 島根2号機は女川2号機とともに、集中的に審査会合が開かれている。

 更田氏は、島根2号機の安全対策として、地滑りの懸念があり、中国電が一部を削る予定の山の斜面を確認。事故対応の拠点となる緊急時対策所や、炉心への注水設備なども視察した。

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