10月18日に柏崎刈羽原発の補助ボイラー建屋で電源盤を焼いた火災は、電源盤内部の部品が劣化し、電源のオン、オフの切り替えがスムーズにゆかず、他の部品への通電状態が長く続いたためと分かりました。作動不良を起こした部品は30年以上前に製造されたものでした。
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電源盤火災、部品の劣化が原因 柏崎刈羽原発
新潟日報 2019/11/29
東京電力は28日、10月18日に新潟県の柏崎刈羽原発の補助ボイラー建屋で電源盤を焼いた火災について、電源盤内部の部品の劣化が原因だったと発表した。
火災は電源盤の点検作業後、電源を復旧させた際に発生した。東電によると、電源のオン、オフを切り替える機器の部品が経年劣化でスムーズに動かなかったため、他の部品への通電状態が長く続き、発火した。
機器は1987年製で、耐用年数は定められていなかった。電源盤の点検は定期的に行われ、異常は確認されていなかった。
東電は「構内の他の電源盤についても確認し、必要な対策を講じたい」としている。