3日、再稼働した女川原発2号機は同日発送電再開を予定していましたが、原子炉内の中性子検出器の数値を調整する機器を炉内に送り込み、引き抜く作業中に格納容器内で動かなくなったため、発電再開を延期しました。原子炉に異常はなく、外部への放射性物質の漏えいはないとしています。機器は手動で引き抜いて遮蔽容器に回収済みです。
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女川原発2号機、原子炉停止へ トラブルで発電再開を延期
共同通信 024年11月04日
東北電力は3日、再稼働した女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉を停止すると発表した。同日発送電再開を予定していたが、原子炉の状態を確かめる計測関連機器を送り込む途中にトラブルが発生し、再開を延期した。原子炉に核分裂反応を抑える制御棒を挿入し、冷温停止させ、機器を点検する。原子炉に異常はなく、外部への放射性物質の漏えいはないとしている。
10月29日の再稼働から6日目での原子炉停止決定となり、管理体制が問われそうだ。東北電の担当者は「現時点では原因が分からない。あらゆる点検をするために原子炉を停止しなくてはいけないと判断した」と記者団に説明した。
東北電によると、原子炉内の中性子検出器の数値を調整する機器を炉内に送り込み、引き抜く作業中に格納容器内で動かなくなった。機器は手動で引き抜いて遮蔽容器に回収済みという。機器を送り込むための装置の一部は東日本大震災前から取り換えずに使用していた。10月に動作確認した際に問題がなく、使用が可能と判断したという。
女川原発2号機の原子炉停止 トラブル発生で機器点検
共同通信 2024年11月04日
東北電力は4日、再稼働後に機器のトラブルが起きた女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉を停止したと発表した。機器を点検し、トラブルの原因を調べる。
東北電は4日午前2時から原子炉に核分裂反応を抑える制御棒の挿入作業を始め、同日午前8時36分に原子炉を停止した。
東北電によると、トラブルは3日午前に発生した。原子炉内の中性子検出器の数値を調整する機器を炉内に送り込み、引き抜く作業中に格納容器内で動かなくなった。機器は手動で回収した。
女川原発は東京電力福島第1原発と同型の沸騰水型軽水炉(BWR)で、10月29日に東日本大震災の被災地の原発として初めて再稼働した。