日本原電は1日、敦賀原発2号機で使用済み燃料プールの水などを冷やす系統から漏水があったことについて、冷却器内の伝熱管2本に穴が開いており、内側の保護皮膜が剥がれて腐食していたと発表しました。保護皮膜材料の注入時間を通常の半分に減らしていたことが原因とみています。
伝熱管3096本のうち、107本でも減肉を確認したので、穴の開いた2本とともに12月ごろ交換するとしています。
本件との関連は不明ですが、最近美浜原発3号機でも配管の内面コーティングの剥がれ事故が見つかっています。
⇒(10月30日)美浜原発3号機、配管にコーティングのはがれ 23年にも確認
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伝熱管に穴、原電敦賀2号漏水で 保護皮膜材料の注入量半減が原因
共同通信 2024年11月01日
日本原子力発電は1日、敦賀原発2号機(福井県敦賀市)で使用済み燃料プールの水などを冷やす系統から漏水があったことを受け、冷却器内を検査した結果、減肉した伝熱管2本に穴が開いており、内側の保護皮膜が剥がれて腐食していたと発表した。保護皮膜材料の注入時間を通常の半分に減らしていたことが原因とみている。
原電によると、皮膜材料の供給のめどが立たないとの情報を受け、2023年度後半の約2カ月間、通常1日1時間の注入を30分間に減らしていた。現在、皮膜材料の供給元は確保しているという。
冷却器内の伝熱管3096本のうち、107本でも減肉を確認した。穴の開いた2本とともに12月ごろ交換する。