東電は福島第1原発の核燃料デブリの取り出しについて、25年度前半に本格取り出しの工法を具体化し、3号機については、30年代初頭に本格的な取り出しを始める計画であると明らかにしました。問題はその通りに実施できるのかということです。
デブリの総量は1号機が279トン、2号機が237トン、3号機が364トンと推定されます。
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デブリ本格回収は3号機 25年度前半に工法具体化
共同通信 2024/11/9
東京電力は福島第1原発2号機で、2011年3月の事故後初めて溶融核燃料(デブリ)を回収した。量は約0.7グラムとごくわずかだが、分析して得られた情報を活用し、30年代初頭に本格的な取り出しを始める計画。対象は取り出しの支障となる使用済み核燃料プールの燃料搬出を終えている3号機で、25年度前半の工法具体化を目指す。
1~3号機は東日本大震災で原子炉が冷却できなくなり、炉心溶融(メルトダウン)を起こした。溶け落ちた核燃料が制御棒などの構造物と混ざってデブリとなり、1号機に279トン、2号機に237トン、3号機に364トンあると推定される。