2026年2月16日月曜日

浜岡原発不正問題 「正しい基準地震動を求める」ことが先決

 浜岡原発の「基準地震動」策定の不正発覚後、御前崎市議会から現在の燃料プールなどの耐震性を懸念する声が上がっています。中電の豊田哲也原子力本部長らは13日、御前崎市議会を訪れ、使用済み核燃料を保管している燃料プールに強度上の問題はないと説明しました。
 建屋の最上階に置かれる燃料プールの水深は10mほどもあるのでその重量は膨大です。建屋が水平地震動1200ガルで設計されていれば、それを上回る大地震で建屋が損壊する可能性があります。
 因みに地球の引力による重力加速度は980ガルなので、現行の1200ガルであれば地震時には建屋の最上階にプールの総重量の1200/980=1.22倍の横向き荷重がかかるという条件で建造されている筈です。
 もしも正しい地震動が「2000ガル」であるならば、プールの総重量の2000/980=2.04倍の横向き荷重がかかるので、当然建物の強度計算をし直さなければ「問題はない」などとはいえません。
 いずれにしても 先ずは正しい「基準地震動」を策定し直すことが先決事項になります。
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中部電、地元市議会で耐震性説明 浜岡原発データ不正受け
                            共同通信 2026/2/13
 中部電力が浜岡原発(静岡県御前崎市)の耐震設計に関わるデータを不正操作した問題で、同社の豊田哲也原子力本部長らは13日、御前崎市議会を訪れ、使用済み核燃料を保管している燃料プールなどの耐震性について問題はないと説明した。不正発覚後、市議会から現在の設備の安全性を懸念する声が上がっていた
 豊田氏らは、市議会原子力対策特別委員会臨時会合に出席。同原発は最大クラスの地震を想定した内閣府モデルをベースに設定した地震動を基に改造工事をしており、耐震性の確保を確認していると説明した。
 また不正発覚後、使用済み核燃料の保管状況などをあらためて点検して問題はなかったと報告した。


浜岡原発データ不正後の設備点検 中部電力が御前崎市議会に報告も「説明が不十分」と改善求める声相次ぐ
                          テレビ愛知 2026/2/13
浜岡原子力発電所の再稼働のための審査でデータの不正操作があったことを受け、中部電力が浜岡原発の地元の市議会に設備の点検結果を説明しました。市議会議員からはよりわかりやすい説明を求める声が相次ぎました。
中部電力は、2月13日静岡県の御前崎市議会の原子力対策特別委員会で設備の点検結果を説明しました。中部電力の説明によりますと、使用済み核燃料の保管状況や関連する設備を点検した結果、問題はなかったということです。2月19日から始まる住民説明会については。
中部電力担当者:
「事案の概要と安全性の確保を含めて、わかりやすいようにご説明をしてまいりたいと考えております」
御前崎市議会原子力対策特別委員会 河原崎惠士委員長:
「正直に申し上げますが、この資料で説明していただいてもわからないですよ。例えばね、改造工事用地震動と書かれたって、なんのこっちゃですよ。私は住民に説明してもわかりにくいと思います」
委員会の終了後に取材に応じた中部電力の豊田哲也原子力本部長は。
中部電力 豊田哲也原子力本部長:
「住民の皆さまにできるだけわかりやすくというところを、もう一工夫、二工夫していきたいと思っている」


「それ自体が本当なの?」データ不正問題めぐり中部電力が御前崎市議会の特別委で中間報告 地元議員から厳しい追及=静岡・御前崎市
                        静岡放送(SBS) 2026/2/13
浜岡原発の再稼働の審査を巡るデータ不正問題で、中部電力は2月13日、地元・御前崎市議会の特別委員会で説明を行いました。
中部電力は燃料プールや原子炉建屋など主な施設の耐震性については確保されていると報告しました。
13日の説明は、御前崎市議会が中部電力に対し、発電所の安全性について総点検を行い、公表することなどを求めた申し入れを受けて、その中間報告という形で行われました。
燃料プールや原子炉建屋などの耐震性について、中部電力は内閣府が2013年に示したモデルに基づくデータを踏まえて設定した「改造工事用地震動」で評価。いずれの施設も安全性は確保されていると報告しました。

■「何のことか分からない」相次ぐ厳しい指摘
これに対して、議員からは。
<市議>
「改造工事地震動とか書かれてもなんのこっちゃ。わからない」
<市議>
1200ガルの工事用地震動を設定して、地震に対応できるよう改造を行いましたよ、というのがですね。やってるんでしょうけど、それ自体が本当なの?という話になってしまう
<市議>
「万が一何かあったら、中部電力として責任は取れるのか」
<中部電力 豊田哲也原子力本部長>
「当然そういった不安があることはわかる。ただ、その状況を想像するよりも、まずはそこに至らないようにすることが一番大事なこと。努力していく」
中部電力は2月19日から御前崎市内8か所で住民を対象にした説明会を行うとしています。