2023年12月4日月曜日

原発事故検証「総括」 初めての説明会 県民から疑問と不安

 新潟県による福島原発事故の「3つの検証」について、総括報告書の県民への説明会が29日夜 初めて開かれ県内12の会場などからのオンライン参加も含めて109人が参加しました。
 総括報告書の内容と柏崎刈羽原発の安全対策の現状を説明したのに対して、参加者からは、事故発生時の避難方法について「原発から5~30kmの人は自宅で待ってろという話。これは本当に事故に遭ったときの住民の感情にあっているのか アンケートでは30%がこれを守らないと言っている」等の質問が出されました。
 また総括報告書の説明に対しては、「もう少し検証の中身についての説明や、質問に答えることが必要。総括とは何なのか、こういう形でいいのかという問いに県は答えていない」と批判が出されました。いつものことですがごくかいつまんだ説明しかせずに、都合の悪いことには触れなかったことが推測されます。
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原発事故検証「総括」 初めての説明会 県民から疑問と不安【新潟】
                       UX新潟テレビ21 2023/11/30
県による福島原発事故の「3つの検証」について、総括報告書の県民への説明会が29日夜、初めて開かれました。
   【動画】原発事故検証「総括」 県の説明に疑問と不安も
説明会には県内12の会場などからのオンライン参加も含めて109人が参加しました。
県の担当者が、総括報告書の内容と、柏崎刈羽原発の安全対策の現状を説明。参加者からは、事故発生時の避難方法について不安の声も出ました。

■参加者
原発から5~30kmの人は自宅で待ってろという話。これは本当に事故に遭ったときの住民の感情にあっているのか アンケートでは30%がこれを守らないと言っている。」
■県担当者
「質問者の方から頂いている不安はいろんな方からいただいているのは事実。屋内退避の有効性を国の方でも周知してほしいという要望を再三している。」

質疑応答では検証を担当した委員からの説明を求める声も上がりました。
■参加者
もう少し検証の中身についての説明や、質問に答えることが必要。総括とは何なのか、こういう形でいいのかという問いに県は答えていない。
■県防災局  原直人局長
「意見や質問、出た内容については県でしっかり受け止めて、今後の原発の安全安心のために生かしたい。」
説明会は12月25日にも開かれます。