使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の候補地に上がっている山口県上関町(かみのせきちょう)は、4年前から町議会が非公開で研究を始めていたことが分かりました。「町の存続には施設の誘致が必要」、「町民の分断を招く。賛成できない」等の議論が交わされたということです。中國新聞が伝えました。
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「原子力財源は絶対必要」「新たな分断を生み反対」【中間貯蔵施設めぐる上関町議会の議事録・詳報】
中國新聞 2023/12/24
使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設について4年前から、非公開で研究を始めていた山口県上関町議会。「町の存続には施設の誘致が必要」「町民の分断を招く。賛成できない」―。開示された議事録からは、原発計画が前にも後ろにも進まぬ中、行き詰まる町財政を前にした議員たちのせめぎ合いが見える。「秘密会議」での町長や議員の主な発言を紹介する。(伊藤友一、編集委員室・東海右佐衛門直柄)※■は「秘密会議」での発言、◇は表だった動きを示す。
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■2019年3月7日
西哲夫議長=当時 (原子力施設視察について)新年度は鹿児島県の川内原発を予定します。
◇19年9月3日告示の上関町長選で柏原重海氏が無投票5選を決める。
■19年9月18日
西議長 川内原発の視察研修を予定しておりましたが、計画を変更し、東海第2原発の視察に全員で参加をしていただければと考えています。
◇19年10月、東海第2原発と使用済み核燃料の貯蔵施設を議員が視察する。
■21年9月10日
柏原町長=当時 (町財政の現状と見通しを踏まえ)数字を見る限り将来は、大変厳しい状況になるだろうと誰もが分かる。
◇21年11月、青森県六ケ所村、むつ市を議員が視察する。
■22年3月16日
町執行部と議員が町の財政状況について意見交換する。
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