北海道電力は泊原発3号機について、22日、原子力規制委に再稼働に向けた申請内容を補正した書類を提出したと発表しました。
泊原発の再稼働を巡っては、申請に不慣れのためか、3段階のうちの第1段階での審査が10年以上続いています。
北電はおおむね議論が終わっている設備・運用分野について、審査の円滑化を図るためにこれまでの議論を踏まえた補正書を提出しましたが、これは初めてのケースということです。
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「1つの区切り」北電が泊原発の再稼働に向けて申請内容を補正
テレビ北海道 2023/12/22
北海道電力は泊原発3号機について、きょう原子力規制委員会に対し、再稼働に向けた申請内容を補正した書類を提出したと発表しました。
泊原発の再稼働を巡っては、原子力規制委員会での審査が10年以上続いています。再稼働に向けての審査は3段階あり、現在は第1段階の「原子炉設置変更許可(基本設計)」について行われています。審査内容は大きく自然・災害分野と設備・運用分野に分けられますが、おおむね議論が終わっている設備・運用分野について、議論の内容を踏まえた補正書を原子力規制委員会に提出しました。これまでの議論を踏まえた補正書の提出は初めてで、規制委員会による今後の審査の円滑化が狙いです。
「1つの区切りということでありますけどゴールではなく通過点であります」(北電・原子力事業統括部 石川恵一部長)
今後は議論が継続している自然・災害分野についても同様に補正を行い、再稼働に向けた第二段階の審査への移行を目指します。