2025年9月22日月曜日

伴氏、東電は「組織文化改善を」 原子力規制委委員退任で会見

 原子力規制委員会の伴信彦委員は18日、任期満了で退任するに当たり記者会見し、柏崎刈羽原発で2021年に相次いで発覚したテロ対策の不備について「ショッキングだった」と振り返り、東電に対し「組織文化上の問題点は根深い」として、今後も東電の対応を厳しく監視するべきだと強調しました。
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伴氏、東電は「組織文化改善を」 原子力規制委委員退任で会見
                            共同通信 2025/9/18
 原子力規制委員会の伴信彦委員は18日、任期満了で退任し、記者会見を開いた。東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発(新潟県)で2021年に相次いで発覚したテロ対策の不備について「ショッキングだった」と振り返り、東電に対し「(福島第1原発事故を起こした)組織文化は根深い」として継続的な改善を求めた。
 規制委は当時、事実上の運転禁止命令を出した。解除に至るまでの追加検査でまとめ役を担った伴氏は、延べ4268時間に上った検査について「思ったよりも時間がかかった」と回顧。「おかしいと感じれば規制委はいつでも行動する」と述べ、今後も東電の対応を厳しく監視するべきだと強調した