2025年4月7日月曜日

原子力規制委員が島根原発視察 原子炉の構造などを確認

 原子力規制委の長﨑委員が3日、中国電力島根原発3号機を視察しました。
 改良型沸騰水型軽水炉ABWRの3号機はすでにほぼ完成していて、今後の運転開始に向けては規制委の審査が焦点となります。今回は原子炉の構造の把握などが目的です。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
原子力規制委員が島根原発視察 原子炉の構造などを確認
                           BSS山陰放送 2025/4/4
国の原子力規制委員会の委員が、3日、島根県松江市にある中国電力島根原子力発電所の3号機を視察しました
3号機はすでにほぼ完成していて、今後の運転開始に向けては、規制委員会の審査が焦点となりますが、今回は原子炉の構造の把握などが目的だとしています。
島根原発を視察したのは原子力規制委員会の長﨑晋也委員と原子力規制庁職員の合わせて7人です。
3日は、ABWR=改良型沸騰水型軽水炉と呼ばれ安全性を向上させたとされるタイプの3号機を視察しました。
まだ核燃料が入っていないため、委員たちは特別な防護服などなしに原子炉の中心部である圧力容器の外壁部分や、発生した蒸気を発電タービンに送る主蒸気配管などを間近で確認していました。
原子力規制委員会・長﨑晋也委員
「実物の大きさ、このサイズ感と言いますかね、そういうものをやっぱり、しっかりと理解しておかなければいけない。将来的な核燃料サイクル施設への応用というのにも、使えるんじゃないか。」
視察は4日も行われ、去年12月、13年ぶりに運転再開した2号機で運転検査や試験に立ち会ったほか、事業者としての中国電力の取り組みなどを確かめたということです。