東電が柏崎刈羽原発6号機で6月に核燃料の装填を予定していることに対し、県内の三つの市民団体が20日、東電新潟本社を訪ね、装填を取りやめるよう要請する文書を提出しました。またつなぐ会は県庁も訪ね、花角知事が今後実施するとしている県民の意識調査について、再稼働判断の根拠としないことなどを求める要請書も提出しました。
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6号機燃料装填 取りやめを要請 東電に県内市民団体
新潟日報 2025年5月21日
東京電力が柏崎刈羽原発6号機で6月に核燃料の装填を予定していることに対し、原発に反対する県内の三つの市民団体が20日、東電新潟本社を訪ね、装填を取りやめるよう要請する文書を提出した。
要請を行ったのは「新潟を未来へつなぐ会」(川口宏代表)など。文書では、柏崎刈羽原発で緊急時に使う衛星電話で不具合が相次いでいると指摘。この問題で原子力規制委員会による追加検査が予定されていることなどを挙げ、「燃料を装填できる段階にない」と訴えた。
また、原子炉に燃料を入れるのは再稼働のためで、事故リスクも高まるとして、再稼働の是非と同様に立地自治体などから同意を得る必要があると主張した。
つなぐ会は県庁も訪ね、花角英世知事が今後実施するとしている県民の意識調査について、再稼働判断の根拠としないことなどを求める要請書も提出した。