2025年5月29日木曜日

柏崎刈羽原発の再稼働に賛否示さぬ首長…花角英世知事「悩みも一つの情報」 残る懇談会、夏までに開催意向

 花角知事は28日の定例記者会見で柏崎刈羽原発の再稼働の是非を巡り、21日に初めて開いた首長(十日町、南魚沼、魚沼、湯沢、津南の5市町長)との懇談会で、賛否を示さなかった首長がいたことについて、「一発勝負で聞いているわけではない。どこかで(再稼働への考えを)伝えてもらうことがあるかもしれない」、「いろいろな切り口で接触する中で、首長の受け止めを聞きたい」と、さまざまな機会を捉える考えを示しました。

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柏崎刈羽原発の再稼働に賛否示さぬ首長…花角英世知事「悩みも一つの情報」 残る懇談会、夏までに開催意向
                            新潟日報 2025/5/29
 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を巡り、県民の意向を見極める手法の一つとして21日に初めて開いた首長との懇談会で、賛否を示さなかった首長がいたことについて、花角英世知事は28日の定例記者会見で「悩みを抱えているということも一つの情報。私自身の受け止めをまとめたい」と述べた。残る4ブロックの懇談会は夏までに順次開く意向も示した。
 県内首長との懇談会は県内5ブロックごとに開催。本年度の皮切りとなる魚沼ブロックの会合が21日に魚沼市で開かれ、十日町、南魚沼、魚沼、湯沢、津南の5市町長が出席した。
 会合では「市民の意見を集約し、知事に伝えたい」(関口芳史・十日町市長)「再稼働について今の段階で申し.上げることはない」(内田幹夫・魚沼市長)など多くの首長が再稼働への賛否を示さなかった。
 知事は「一発勝負で聞いているわけではない。どこかで(再稼働への考えを)伝えてもらうことがあるかもしれない」と説明。「市長会や町村会というまとまりでも話を聞く機会はあるいろいろな切り口で接触する中で、首長の受け止めを聞きたい」と話し、さまざまな機会を捉える考えを示した。