花角知事は28日の定例記者会見で、柏崎刈羽原発の再稼働の是非を巡り、21日に初めて開いた首長(十日町、南魚沼、魚沼、湯沢、津南の5市町長)との懇談会で、賛否を示さなかった首長がいたことについて、「一発勝負で聞いているわけではない。どこかで(再稼働への考えを)伝えてもらうことがあるかもしれない」、「いろいろな切り口で接触する中で、首長の受け止めを聞きたい」と、さまざまな機会を捉える考えを示しました。
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柏崎刈羽原発の再稼働に賛否示さぬ首長…花角英世知事「悩みも一つの情報」 残る懇談会、夏までに開催意向
新潟日報 2025/5/29
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を巡り、県民の意向を見極める手法の一つとして21日に初めて開いた首長との懇談会で、賛否を示さなかった首長がいたことについて、花角英世知事は28日の定例記者会見で「悩みを抱えているということも一つの情報。私自身の受け止めをまとめたい」と述べた。残る4ブロックの懇談会は夏までに順次開く意向も示した。
県内首長との懇談会は県内5ブロックごとに開催。本年度の皮切りとなる魚沼ブロックの会合が21日に魚沼市で開かれ、十日町、南魚沼、魚沼、湯沢、津南の5市町長が出席した。
会合では「市民の意見を集約し、知事に伝えたい」(関口芳史・十日町市長)「再稼働について今の段階で申し.上げることはない」(内田幹夫・魚沼市長)など多くの首長が再稼働への賛否を示さなかった。
知事は「一発勝負で聞いているわけではない。どこかで(再稼働への考えを)伝えてもらうことがあるかもしれない」と説明。「市長会や町村会というまとまりでも話を聞く機会はある。いろいろな切り口で接触する中で、首長の受け止めを聞きたい」と話し、さまざまな機会を捉える考えを示した。