安全性に問題があるなどとして一審で運転差し止めを命じられた北電 泊原発について、北電側が札幌高裁に控訴した第1回口頭弁論が14日あり、北電側は「安全性の判断は原子力規制委員会に委ねられるべきだ」として一審判決の取り消しを求めました。
原告側は「原発は絶対に安全に管理することは不可能」と訴え廃炉を求めました。
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北海道電、差し止め取り消し求める 泊原発訴訟、控訴審第1回 札幌高裁
時事通信 2023/7/14
北海道電力泊原発（北海道泊村、運転停止中）は安全性に問題があるなどとして、道内外の住民らが北海道電に廃炉や運転差し止めなどを求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が14日、札幌高裁（佐久間健吉裁判長）であった。
北海道電側は運転差し止めを命じた一審判決について、「安全性の判断は原子力規制委員会に委ねられるべきだ」として取り消しを求めた。
北海道電側は控訴理由書で、再稼働には規制委による審査が必要なことから「運転時には新規制基準に適合する安全性を備えている」と主張。一審で不備が指摘された津波対策についても、新たに防潮堤を設置し、対応する方針だとした。
原告側は法廷で意見陳述した。「原発は絶対に安全に管理することは不可能」と訴え、廃炉を求めた。
