2023年7月31日月曜日

中国が日本の新鮮水産物を事実上禁輸に 「相当な損失。つぶれる会社も」

 日本政府はアルプス処理水を必要量の海水で希釈すれば「安全無害」だと主張し、この夏にも海洋放出を実行しようとしています。それを受けて中国政府は先般、魚類の放射線量チェックサンプル検査から全数検査に変更しました。これによって鮮魚類は通関時には腐ってしまうため、各社共2000万~3000万円/月売上高がある関西水産物輸出業者の損失は相当額に上ります。

 全数検査を行うかどうかは各国が決めることなので、それを違法だと非難することは出来ません。それは丁度 日本が海洋放出を決める権利は自国にあると振る舞っていることと裏返しの関係にあります。政府は関連する漁協を含め十分な補償をすべきです。
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【深刻な影響】
中国が日本の水産物を“禁輸” 「相当な損失。つぶれる会社も」 福島原発処理水放出への対抗措置か 
                    FNNプライムオンライン 2023/07/31
日本からの水産物について、中国が放射線量チェックの方法を突然変更したことで、日本の漁業に深刻な影響が広がっている。

【画像】上海の日系スーパーの鮮魚売り場。日本産の魚はほとんど見られない
外国人観光客が、日本の新鮮な魚をおいしそうにほおばっている。
中国国内でも人気の和食だが、いま 、ある異変が起きている。
北京の日本料理店・従業員女性日本の鮮魚は、もうありません。今は中国産のものに置き換わっています
さらに、上海のスーパーでも…。
リポートこちら、日系スーパーの鮮魚売り場ですが、日本産のものは、ほとんど見ることができません

原因は、日本からの水産物の放射線量チェックの方法を、中国が突然変えたこと。
抜き取りから、全てのチェックに変更した。
税関を通るころには、新鮮な魚も腐ってしまうことに…。
福島第一原発の処理水を、海へ流す計画への対抗措置とみられている。

潰れてしまう会社も出てくる可能性
損失は、どれぐらいなのだろうか。
関西の輸出関連業者月にして、各社2000万~3000万円の輸出額があるので、(損失は)相当になると思う。つぶれてしまう会社も出てくるかもしれない
日本の鮮魚の最大の取引先である中国。深刻な影響が広がっている。
           (「イット!」 7月28日放送より)