7月で運転開始から30年を迎える北陸電力の志賀原子力発電所1号機について、「30年経過以降も原子炉の安全性を維持できる」ことを前提とした保安規定の変更を、原子力規制委が24日に認可しました。「30年経過以降も原子炉の安全性を維持できることを前提とする」という意味が分かり兼ねます。原発の記事ではこうした分かりにくいものが沢山あります。
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志賀原発1号機 運転30年経過で保安規定変更の認可
北日本放送 2023/7/24
7月で運転開始から30年を迎える北陸電力の志賀原子力発電所1号機について、30年経過以降も原子炉の安全性を維持できることを前提とした保安規定の変更を、国の原子力規制委員会が24日に認可しました。
1993年に運転を開始した志賀原発1号機は、2011年の東日本大震災以降は、運転停止が続いています。
北陸電力は、1号機が運転開始から今月で30年を迎えるのに伴い、原子炉の安全性を維持できることを前提とした原発の保安規定の変更認可を去年7月、原子力規制委員会に申請していました。
そして委員会は24日、変更を認可しました。
一方で、1号機の再稼働を図る場合には改めて申請を行い認可される必要があります。
また、北陸電力が再稼働を申請している2号機をめぐって行われている原子力規制委員会の審査では、今年3月、敷地内の断層に活動性はないという北陸電力の主張が認められ、審査のその先の過程は継続中です。