中国電力は28日、島根原発2号機の再稼働に必要な安全対策工事が完了し、原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」が可能となりました。同日から作業を開始する見込みです。
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島根原発2号機 安全対策工事が完了、「燃料装荷」きょう28日開始 中国電力
山陰中央新報 2024/10/28
中国電力は28日、島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の再稼働に必要な安全対策工事が完了したと発表した。原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」が可能となり、同日から作業を開始する見込みだ。中電は12月上旬の再稼働を目指している。
新燃料148体と、継続して使用する燃料412体の計560体を燃料プールから原子炉に移す。この日、原子力規制委員会が燃料装荷を認める文書を交付した。
島根原発は全国で唯一、県庁所在地に立地する。避難計画の策定が必要な30キロ圏に島根、鳥取両県の6市が入り、圏域人口は約45万人。2011年3月の東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型の再稼働は、今月29日に予定する東北電力女川原発2号機(宮城県)に続いて2例目になるとみられる。