川勝平太氏の辞職に伴い9日に告示された静岡県知事選は、新人6氏による戦いが確定しました。共産党新人の森大介氏(55)がただ一人浜岡原発の再稼働に反対を表明しました。
知事選に立候補を予定している3人が2日に公開討論会を行いました。静岡朝日テレビが4日に報じましたので、原発に関する部分を紹介します。
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静岡県知事選、最多6氏の争い確定 リニア賛否で舌戦、浜松新球場や浜岡原発再稼働も争点
産経新聞 2024/5/9
川勝平太氏の辞職に伴い9日に告示された静岡県知事選は、新人6氏による戦いが確定した。立候補者数は、5人が争った平成13年の知事選を上回り、過去最多となる。注目度の高いリニア中央新幹線の静岡工区への対応に加え、静岡県が浜松市で計画する新野球場や中部電力浜岡原発の再稼働なども争点となる中、各候補者は出陣式や第一声に臨み、26日の投開票に向けて17日間の選挙戦に突入した。
立候補したのは、届け出順に、諸派新人で政治団体代表の横山正文氏(56)、共産党新人で党県委員長の森大介氏(55)、無所属新人で元浜松市長の鈴木康友氏(66)=立民、国民推薦、無所属新人で元副知事の大村慎一氏(60)=自民推薦、無所属新人で自営業の村上猛氏(73)、無所属新人で会社役員の浜中都己氏(62)。
森氏は静岡市内で最初の演説を行った。リニア事業について「リモート化が進み、大都市間を高速で移動する必要性がなくなっている」と批判。浜岡原発の再稼働や浜松市の新野球場にも反対し、「暮らし、福祉を最優先する」と強調した。
鈴木氏は県東部の沼津市内で出陣式。リニアが開通すれば静岡県内に停車する新幹線が増えるとした上で「課題があるから、やめるのではなく、克服し物事を進める」と訴えた。浜松市長として4期16年の実績を強調するとともに県東部の医療体制の不足にも言及し、「東部に医学部や医大を誘致したい」と訴えた。
大村氏は静岡市内で第一声。県政の刷新を訴えるとともに、リニアを巡っては「県にとってのメリットを引き出す。対話と実行で1年以内に結果を出す」と主張した。浜松市の新野球場については「(現行案にとらわれず)浜松市民、県民にとって最適なものを最速で整備する」と主張した。
横山氏はリニア事業の推進、村上氏はリニアを巡る県政の混乱収束、浜中氏は請願権の拡充を主張している。
【静岡県知事選挙】立候補予定者による公開討論会 浜岡原子力発電所、リニア新幹線建設などについて3人が舌戦
静岡朝日テレビ 2024/5/4
2日夜、静岡市内で開催された知事選の公開討論会。
立候補を予定している3人が、出馬表明後初めて顔を合わせました。
前浜松市長で、立憲民主党・国民民主党が推薦する鈴木康友氏。
鈴木康友氏:
「私の今回の選挙のスローガンは、“オール静岡”で、幸福度ナンバーワンの静岡県をつくる」
元副知事で、自民党県連が推薦する大村慎一氏。
大村慎一氏:
「私が目指すのは、県民の皆様の声がまっすぐに届く県政。そのために“オール静岡”を掲げている」
共産党公認で党県委員長の森大介氏。
森大介氏:
「ポスト川勝県政において、リニアの問題と浜岡原発の問題、これは避けて通れない」
浜岡原発の再稼働について、森氏が切り込みました。
森大介氏:
「やはり地震の問題は避けて通れないと思う。浜岡原発、今、再稼働するかどうか、原子力規制委員会の審査が行われているが、この問題については鈴木氏の態度はどうなのか」
鈴木康友氏:
「今、原子力規制委員会の話が出たが、まずこの独立した国の強大な機関、最も厳しい基準で判断した判定を検証して答えを導き出していく、これが私のスタンス」
森大介氏:
「浜岡原発を再稼働するに当たって、実効性ある避難計画がなければ再稼働してはいけない。大村さんの考えをぜひお聞きしたい」
大村慎一氏:
「とにかく安全性の確保、これが全ての議論の前提、第一だ。避難経路に通ずる、こういったところのインフラを確保していくことも重要」
(後 略)