2024年5月13日月曜日

甲状腺がん・疑い新たに2人 福島県民健康調査 5巡目で

 福島県で行われている「県民健康調査」の5巡目の調査で、新たに甲状腺がんの疑いがあると発表があったのは2人で、これまでに悪性疑いと診断された子どもは330人となりました。18年までの集計外の患者43人をあわせると、術後に良性だった人を除き372人となります。(原発事故当時18歳以下が対象)
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甲状腺がん患者は372人に
                      アワ―プラネットTV 2024/05/10
福島県で行われている「県民健康調査」の10日の検討委員会で、新たに甲状腺がんの疑いがあると発表があったのは5巡目の2人。これまでに、悪性疑いと診断された子どもは330人となり、がん登録で把握された2018年までの集計外の患者43人をあわせると、事故当時、福島県内に居住していた18歳以下の子どもの甲状腺がんは、術後に良性だった人を除き372人となった。
新たに公表されたのは5巡目の結果。穿刺細胞診の結果、悪性と診断された患者は、5巡目で2人増え、45人となった。また手術をして甲状腺がんと確定した人も、5巡目で2人増え、がんと確定した患者は276人となった。


甲状腺がん・疑い新たに2人 福島県民健康調査、検査5巡目
                          福島民友新聞 2024/5/13
県民健康調査5巡目の結果
 東京電力福島第1原発事故当時18歳以下だった県民を対象にした甲状腺検査について、福島医大は10日の県民健康調査検討委員会で甲状腺検査の昨年12月31日現在の結果を公表した。5巡目検査では前回報告(昨年9月30日時点)から新たに2人が「がんまたはがん疑い」と診断された。
 「悪性、悪性疑い」とされた45人のうち、がん確定は2人増えて36人、疑いは9人となった。1~5巡目と25、30歳時の検査を合わせると、がん確定は277人で、このうち1人は良性認定されている。がんの疑いは53人となった。
 また、昨年4月に始まった6巡目の1次検査は、同12月末現在で対象者21万1885人のうち、3万4435人(16・3%)を検査したことが報告された。