2024年5月25日土曜日

北海道 核のごみ報告書 夏にも完成 次段階調査が焦点に

 経済産業省は24日、核のごみの最終処分を議論する作業部会を開き、北海道寿都町と神恵内村で進む全国初の文献調査の報告書案について、専門家が基準に沿っていると評価ました。報告書の完成は夏ごろになりそうで、次段階の概要調査移行が焦点となります。関連記事

1月6日)地震大国・日本で核のゴミの地層処分は可能か、学者と電力業界の評価真っ二つ
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核のごみ報告書、夏にも完成 北海道、次段階調査焦点に 経済産業省
                        共同通信 2024年05月24日
 経済産業省は24日、原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分を議論する作業部会を開いた。北海道寿都町と神恵内村で進む全国初の文献調査の報告書案について、専門家が審議し、基準に沿っていると評価した。会合後、経産省担当者は「(報告書の)完成は夏ごろというのは見えてきつつある」と述べた。次段階の概要調査移行が焦点となる

 原子力発電環境整備機構(NUMO)は今年2月、両町村で概要調査を実施できるとする報告書案を公表した。専門家の指摘を踏まえて修正、正式に報告書をまとめる。
 作業部会の報告書案の評価では、機構が第2段階の概要調査以降に確認するとした留意事項について記載不足を指摘。


北海道・寿都が核のごみ勉強会 6月から開催、住民投票に向け
                        共同通信 2024年05月24日
 高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が進んでいる北海道寿都町が、次段階の「概要調査」への賛否を問う住民投票に向けた勉強会を6月24日から開催することが24日、町関係者への取材で分かった。

 関係者によると、勉強会は6月24日から7月3日にかけて、町内7カ所で開き、町の担当者が地層処分について説明する。勉強会は町が主催し、調査主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)は参加しない。