2024年5月22日水曜日

純粋持ち株会社移行が「原発の安全向上に結び付く」と九電が強調

 九州電力の池辺和弘社長は17日、検討を進めている純粋持ち株会社への移行について、「純粋持ち株会社が客観的に原子力事業を監督・助言することで、二重のチェックが入る。原発安全の向上にも結び付く」と、原子力規制委員会の臨時会議で利点を強調しました。
 発電・送電分離の政策が、送電会社が事実上発電会社の配下に置かれて意味を持たなくなった失敗例もあるので、是非そうならないようにして欲しいものです。
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九州電力の純粋持ち株会社移行「原子力の安全向上に結び付く」…規制委会議で社長が利点強調
                            読売新聞 2024/5/18
 九州電力の池辺和弘社長は17日、原子力規制委員会の臨時会議で、検討を進めている純粋持ち株会社への移行を巡り、「持ち株会社が客観的に原子力事業を監督・助言することで、二重のチェックが入る。原子力(発電所の)安全の向上にも結び付く」と利点を強調した。
 九電は、持ち株会社の傘下に原子力を含む発電と小売り、送配電、成長事業と位置付ける再生可能エネルギーなどの各事業子会社を置いて独立性を高めることを検討している。池辺氏は発電を担う事業子会社による原発の保安体制について「(現状と)変更はない」と説明した。