24日、点検のため計画的に停止していた柏崎刈羽原発6号機の原子炉を起動させたところ1分後に制御棒を動かす装置で警報が鳴り、作業は中断されました。その後制御棒をすべて原子炉内に戻して、マニュアルに沿って状況の改善を図ったところ、不具合が解消されたとして、夕刻から再稼動運転に入りました。
柏崎刈羽原子力規制事務所の伊藤信哉所長は25日、制御棒を挿入する機能は健全に保たれているとして、これまでに起きたトラブルに関して「原子力安全に大きな影響を及ぼすものはない」と述べました。
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点検停止中だった柏崎刈羽原発6号機が起動 一時警報が鳴る不具合も
朝日新聞 2026/2/24
東京電力は24日、柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の原子炉を起動させた。発電用タービンなどの点検のため計画的に停止していた。起動の作業を開始した直後に制御棒を動かす装置で警報が鳴り、作業は中断されたが、不具合は解消したとしている。
東電によると、同日午前1時、原子炉に差し込まれた205本の制御棒のうち26本を第1グループとして引き抜く作業を始めた。
その直後に、1本について制御棒を上下に動かす装置が分離したことを示す警報が発報。このため、作業を中止し、制御棒をすべて原子炉内に戻して、マニュアルに沿って状況の改善を図ったところ、不具合が解消されたとしている。
午前6時25分に制御棒の引き抜きを改めて開始し、同7時37分に核分裂反応が連続する臨界となった。今後、引き抜きを進めて出力を上げ、電気出力100%(1356メガワット)まで上昇させる予定。
■昨年8月に同様の事案
6号機では再稼働前の昨年8月25日、制御棒の引き抜き試験の際に、1本の制御棒を動かす装置が周囲のチューブにひっかかり、約1カ月にわたって動かせなくなる事案が起きていた。東電によると、今回も同じ警報が鳴ったが、早期に回復できたとしている。
1月21日に原子炉を起動させた6号機では、同月22日に起きた警報トラブルによる停止のほか、格納容器内やタービンなどの点検のために2回、計画的に停止されており、今回が4回目の起動操作となった。(戸松康雄)
柏崎刈羽原発6号機で相次ぐ制御棒警報トラブル「安全に影響及ぼすものはない」原子力規制事務所長が見解
新潟日報 2026/2/26
核分裂反応を抑える制御棒に関連した警報トラブルが続く東京電力柏崎刈羽原発6号機について、原子力規制庁柏崎刈羽原子力規制事務所の伊藤信哉所長は25日、原子炉を止めるために必要な制御棒を挿入する機能は健全に保たれているとして、これまでに起きたトラブルに関して「原子力安全に大きな影響を及ぼすものはない」と述べた。
柏崎刈羽原発6号機、原子炉起動を一時中断 制御棒異常で警報
定例記者会見で語った伊藤所長は「止める、冷やす、閉じ込める」に関わるトラブルは規制庁としても看過できないと、...
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また警報で作業中断【柏崎刈羽原発】東京電力社員によるテロ対策秘密文書の“スマホ撮影”不適切管理も
BSN新潟放送 2026/2/24
柏崎刈羽原発6号機で24日未明、原子炉を再起動させた際に警報が鳴ったことから、東京電力は一度作業を中断し、5時間半後に起動し直しました。
1月21日に再稼働した東京電力の柏崎刈羽原子力発電所・6号機は、当初の計画通り、19日にいったん原子炉を停止させました。
その後、設備に異常がないことを確認したうえで、24日午前1時に原子炉を再び起動させましたが、その1分後に制御棒を動かす装置が正常に動いていないことを示す警報が鳴ったということです。
そのため東京電力は作業を中断しましたが、その後、不具合は解消されたとして、午前6時半ごろに再び原子炉を起動させました。
6号機は、1月の再稼働直後にも制御棒に関する警報が鳴り、一度運転を停止しています。
一方、原子力規制委員会は24日、柏崎刈羽原発で新たなテロ対策の不備があったと明らかにしました。
東電の社員が去年2月、テロ対策に関する秘密文書を社用のスマートフォンで撮影し、別の社内関係者16人に送っていたということです。外部への情報流出は確認されていません。
この社員は、その文書を必要な手続きを取らずに不正にコピーし、社内の机に保管していたことが分かっていて、規制委は今回の事案について「個人の判断で行われたもので組織的な行為ではない」としつつ、東電に対しては「改善措置が適切に行われていくのかも含めて確認していく」と追加検査を検討しています。