東北電力は16日、女川原発3号機の周辺で、20日にも地質調査を始めると発表しました。調査には約2年を要します。
女川原発の敷地内の、約1億年前の前期白亜紀に形成された断層が「活動性はないと評価済み」とのことですが、12、3億年に渡って活動していないことが「活断層ではないことの根拠」とされていることとの整合性はどうなのでしょうか。
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女川3号機周辺で地質調査 東北電審査申請27年以降か
共同通信 2025/1/16
東北電力は16日、再稼働を目指す女川原発3号機(宮城県女川町、石巻市)の周辺で、20日にも地質調査を始めると発表した。約2年を要するため、原子力規制委員会への審査申請は2027年以降となる見通しだ。昨年10月に東日本大震災の被災地で初めて再稼働した2号機に続き、準備を本格化させる。
同社は過去の調査から、女川原発の敷地内断層が前期白亜紀(約1億年前)に形成され、活動性はないと評価済み。今回は、3号機原子炉建屋直下と近傍の断層計6本が地震や他の断層活動でずれないことをボーリングなどで確認する。
東北電力・女川原発3号機 再稼働の適合審査に向けた地質調査「早ければ1月20日にも開始」
tbc東北放送 2025/1/16
東北電力は、東日本大震災以降、運転を停止している女川原子力発電所3号機の再稼働に必要な国の審査に向け、原子炉周辺のボーリング調査を始めることを明らかにしました。早ければ1月20日にも調査を始めるとしています。
16日会見した東北電力によりますと、このボーリング調査は今後、再稼働を目指す女川原発3号機の審査を円滑に進めるために行われるものです。調査期間は2年程度で、地表からおよそ50メートルの深さまで掘削し、原子炉建屋の下や周辺にある6本の断層について調べるということです。
東北電力原子力部 稲葉健夫部長:
「具体的な申請の時期は申し上げられない。再稼働の時期についても同様。今回実施する地質調査も含めて女川原発3号機の申請の準備を着実に進めていく」
女川原発3号機は通常運転中に東日本大震災が発生し自動停止し、現在も運転を停止したままになっています。
東北電力は早ければ1月20日にも調査を開始する方針です。