福島県では今年6300ヘクタールの水田で新たな作付けが認められましたが、実際に作付けが行われたのは全体の14%にとどまっているということです。
避難しているため水田の管理ができなかったり、除染や震災で壊れた水路などの復旧が進んでいないためということですが、そうしたところへの賠償は行われるのでしょうか。
2011年時点で福島の全農家からの米を政府が買い上げたとしても700億円くらいで済むといわれました。今夏12機購入する(1機100億円以上)といわれているオスプレイ数機分の値段でした。
以下にNHKニュースを紹介します。
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原発事故後のコメ作り 作付け進まず
NHK NEWS web 2013年5月4日
福島県内では田植えのシーズンを迎えていますが、原発事故後、ことしからコメ作りが認められた水田のうち、実際に作付けが行われるのは全体の14%にとどまっていることがNHKの取材で分かりました。
福島県内では原発事故の影響で避難区域に指定された地域などでコメの作付けが制限されたほか、自粛も続いていましたが、検査態勢が整ったことなどから農林水産省は南相馬市など11の市町村のおよそ6300ヘクタールの水田で新たにコメの作付けを認めました。
このうち、広野町でも3日、3年ぶりに田植えが始まりました。
NHKでは新たに作付けが認められた水田を抱える各市町村に取材したところ、ことし実際に作付けが行われるのは、およそ890ヘクタール、全体の14%にとどまっていることが分かりました。
作付けを行わない理由について、農家からは、避難しているため水田の管理ができないとか、除染や震災で壊れた水路などの復旧が進んでいないため、コメ作りができないなどの声がでています。
福島県では「農家への支援を行い、今後も早く農業が再開できるよう農家の要望をくみ取っていきたい」としています。