玄海原発5~30キロ圏内に安定ヨウ素剤事前配布 17日から玄海町などで
佐賀新聞 2021年10月2日
佐賀県は、九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の半径5~30キロ圏内(UPZ)の住民を対象にした安定ヨウ素剤の事前配布の日程と場所を発表した。10月17日から玄海町で始まり、唐津市と伊万里市でも順次配布する。
UPZ内の安定ヨウ素剤の事前配布は、緊急時に受け取ることができない住民を対象に県が2017年度から実施。今回は40歳未満で妊娠や障害、病気などの理由で緊急時に速やかに受け取ることができない人が対象になる。40歳以上でも、同様の理由で希望する場合は受けることができる。希望者は、市町が配布する申請書に必要事項を記入して提出し、それぞれの市町の配布会場で受け取る。
県医務課によると、20年10月12日時点で、UPZ内の玄海、唐津、伊万里の3市町で418世帯1132人に配布している。(中村健人)